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2005年10月06日(木) ブルー・オーシャン戦略

「ブルー・オーシャン戦略」という本がある。
血みどろの戦いが繰り広げられる既存の市場
<レッド・オーシャン>を抜け出し、
競争自体を無意味なものにする未開拓の市場
<ブルー・オーシャン>を創造することこそが、
熾烈な競争環境を生きる企業が繁栄しつづけるための
唯一の方法であるとこの本は説いている。

いまレッド・オーシャンと化している製品やサービスも、
かつてはブルー・オーシャンであったものが多いはずだ。
切り拓かれたブルー・オーシャンは
追従者の参入によりいずれレッド・オーシャンとなり、
そのときに生き残れる企業は極僅かだ。
たとえば最近よく聞く「デジタル家電」は典型的なレッド・オーシャンだろう。

絶え間のないブルー・オーシャンの創出というのは、
一般的にはそうそう何度も達成できることではない。
ソニーはかつてウォークマンというブルー・オーシャンを生み出したが、
近年のブルー・オーシャンであるiPodを生み出したのはアップルだった。

激しい競争の時代、企業の浮沈というのは必ず存在する。
その中で伸び続ける企業というのは、
レッド・オーシャンで常に勝ち続ける企業か、
ブルー・オーシャンを連続的に創出し続ける企業、
そのどちらかになるのかもしれない。

赤い海と青い海、
それぞれに対してどのような企業の
どのような製品やサービスが頭に浮かびますか?


sora |MAIL