Happy Garden
Aki



 

私はきっと

好きな事をして
好きな時間に寝て
好きな時間に起きる
苦しい事には逃げて

悩みなんてない馬鹿な単細胞生物に見えているだろう

内面なんて見せる気がしない
この腕の傷や
まだたまに痛く自己主張するこの手首も
もうよく見えないと気付かないほどだから

私は苦しい事は逃げる傾向がある

もうこの傷達は過去の苦しい事
入院まで責められたこの精神は苦い事

全部鉄の箱に閉まって蓋をした
鎖をグルグルに架けて南京錠をした。

それこそ鉄アレイを括り付けて海の底に沈めたように

全てを沈めて何もなかったように見せる



久々に会った彼女はこう言った
「ねぇ、唐突な事きいていい?」

私はすっかりこの病気の事だと思った

「イイよ、何?」

「●●ってバンドの事なんだけどね、アンタ黒系好きだったじゃない昔の切抜きとかCDとか持ってるかなぁーって」

彼女は私をこれっぽっちも心配してないのだろうか
一瞬にしてもう逢わないと決めた

彼女にとって私はなんだったのか
ただの都合の良い情報人?役に立つから側にいたの?パシリ?

5年間の信頼が・・・・何かが無くなった

再開したときに抱きしめてくれたのは何?

実際私は抱きしめられて心が冷たくなった
引き剥がそうともしたがこの子達にはあの“私”しか見ていないんだ
最後までそれを貫こうと思った






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2003年08月02日(土)
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