2002年03月14日(木)
リクエストを貰いながら内容が固まるまでと 先延ばしにしていましたが 多くの方にリクエストを頂いたため 今日書きたいと思います。
初めてキングコングをみたときすごい衝撃を受けました。 それはネタの緻密さといい、テンポといい バランスの良さといい、発想の良さといい 何から何まで新人とは思えない印象を受けました。
後に知ったのですが二人の笑いに対する考え方が 新人ばなれしている計算されたものであると知って このときの印象が間違いではなかったことを再確認しました。
さてもう少し具体的にふれていくとします。 彼らの素晴らしいところは先ほども書いた考え方で 西野の「笑いは間とテンポ」梶原の「表情と動き」という ものは今までどちらかと言う漫才師はいても両方を融合した 漫才師は少なかったのではないでしょうか。
さらにこれについて書いていきますが この二人の考え方は融合してさらに大きくなるものなのです。 梶原の「表情と動き」は下手をすればそれだけの 三流芸人に成り下がってしまう可能性が大きく 西野の「間とテンポ」と言うものは小さくまとまってしまう 可能性を多く含んでいるという欠点があるのですが 表情と動きに会話のテンポや間がかみ合うことで 両方の特徴が活きてくることになるからです。
しかし最近のキングコングには「若さゆえの」と言うものが 見えてなりません。 これは決して苦言ではなくこれから大きくなるための 過程であり、誰もが必ず通る道だと思っているのですが、 それは最近のキングコングの漫才は少し走りすぎている ところがあるような気がするということ。
走りすぎると言うのは、少しテンポが速くオーバーペースに なっているのではないかということで、 若手と言えども笑いは老若男女だれもが笑えるべきだと思います。 そう考えると今のキングコングの漫才は年配の人には 少し早すぎるのではないかと思うのです。
まぁしかし今はこれで十分。二人が年を重ねていって 円熟味が出るとともにテンポは落ちついてくるはずです。 ファンの皆さんは長い目で応援してキングコングとともに 成長を感じていってはどうでしょうか。
今後の活躍を大いに期待しています。
|
|
|