新古今東西お笑い見聞録



客の質と西高東低

2002年04月02日(火)

チャンピオン大会の東京準決勝を見て
明かに大阪との客の質の差がはっきりしたような
気がします。

この客の質の差を見れば、笑いのレベルの
東西格差がはっきり出ているとも言えるのでは
ないでしょうか。

今回のアメリカザリガニの落選は9番目という
演技の順番にあったのではないでしょうか。
それは10番目のプラスドライバーの得点を見れば
明らかになります。

客が多くの芸人が出演する寄席を経験していれば
笑いのペース配分を自然にする様になります。
つまり前半で笑いすぎて後半疲れてしまうということが
ないわけです。
しかし今回のアメリカザリガニの客の反応をみると
明かに疲れきってしまっているということが見て取れました。
この状況で公平な審査ができるのでしょうか。

さてここでなぜ疲れているはずなのに10番目は
良い得点が取れたのかが疑問になるかもしれませんが
それは簡単なことなのです。
10番目が最後と知っている以上客の心理として
「次で最後か〜目一杯笑って帰ろう」
というものが働きます。
そうなるとネタ以上に無理に笑って面白かったと
客が自分を納得させてしまうわけです。

関西では定期的に寄席番組があります。
すごいものでは4時間という長時間の枠で
芸人たちが出てくるものがあります。
このような土壌で生活しているため
何組も芸人が出てくるものに関してのペース配分が
自然に出来てしまうのです。

この客の姿勢の差が芸人のレベルにも反映してくるのでは
ないでしょうか。ネタを披露する場の差、番組の差
これらが解消されない限り今後も西高東低は続くでしょう。

芸人も芸人で関西で武者修業するくらいして欲しいものです。
出来ないくらい臆病者なんでしょうか。
それともぬるま湯につかっている甘ちゃんなんでしょうか。

何はともあれ客の質の差をありありと感じる
大阪、東京、両準決勝でした。

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