新古今東西お笑い見聞録



たいへん長い間お休みさせていただきました。

2002年04月15日(月)

今日から再開します。
土曜、日曜と録画を頼んでいたお笑い番組を
かなりのペースで見ていたのですが
まだ追いついていません。

今回見たビデオには品川庄司がありました。
彼らのネタをはじめてみたのですが、
そのネタだけで言うならば非常にがっかりしました。

しかし今回の品川庄司のネタを見て
関西と関東のボケの質(良し悪しでは無く)が
はっきりとしたように感じました。

その違いの説明は次回にとっておくとして
今回見た品川庄司のネタで非常に気になった部分を
書いていこうかと思います。

今回何よりも気になったのは「枕」です。
最近では「つかみ」などと言うようなのですが
その部分があまりにも雑だったので
その後の本題に入ったときには完全に見る気を
失ってしまっていました。

少し勘違いしている人が多いと思うのですが
「枕」は客を自分の流れに巻き込むためのもので
笑いは多く必要ありません。
「フフッ」と微笑んだり、軽く笑えればそれで
いいのです。

最初にがんばって笑わせすぎると
本題に入るときの流れで客の気持ちが途切れてしまいます。
最初の「枕」で軽く笑わせて自然に本題に入って行くのが
古典落語からの笑いの流れではないかと感じます。

この落語の「枕」に関しては東西を問わず
どちらも本題に入るための重要なプロセスとなっています。

いつもここに書いていますが若手だから、ニューウェーブだからと
言って全く新しいものと勝手をしても面白くないと思います。
せいぜい学芸会レベルにしかならないとも思います。

なぜ落語が今も愛されるのかを知った上で
その基礎に基いて新しい物を作っていかなければ
一瞬の流行で終わってしまいます。

そこを考えて芸人はがんばってほしいです。

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