2002年04月16日(火)
昨日は帰宅してから以前放送していた M−1リターンズという番組をビデオで 見ていました。 その日は出かけていたためリアルタイムでは 見れなかったのですが、改めて昨日見て ますだおかだのネタが落ちまでいけなかった 理由が予想通りでちょっと天狗になりそうな 今日この頃ですが、今回は昨日少し書いた ボケの関東と関西との性質の違いを書いていきます。
かなり前なんですがNHKで落語への招待という 番組が放送されていました。 講師は桂文珍で関西落語と関東落語との違いを 説明しながら落語の見方や面白さを説明していたのですが
その中で関東落語には「与太郎」関西落語には「清八、喜六」と いう登場人物が出てきます。関東の落語ではこの「与太郎」が ボケという事になるのですがそのボケは
与太郎:つかぬ事をお伺いしますが、ここはどちら様のお屋敷でしょうか? 女 :なにいってんだい!ここはあんたの家でしょうが。
というような全くの大ボケになります。 関西の落語は登場人物が複数登場してくるため その中のボケが掛け合いの漫才、つまりボケとツッコミの ような形で進んでいきます。
※詳しい例は七度狐で
このように与太郎は見る人が頭がおかしいのではないかと 思ってしまうかのようなボケで関西の清八、喜六の場合は ボケがボケながらツッコミをやり込めると言った ものであるということです。
そのボケの性質が今の漫才にも繁栄されているのではないかと 先日品川庄司のネタを見て思ったのです。 品川庄司のネタに関してはまだ数を見ていないので 例としては出せないのですが、おぎやはぎ、ホーム・チーム 爆笑問題と関東の漫才のボケはやはりこの与太郎に ルーツがあるのではないかと感じました。
関西の漫才でこの清八、喜六のボケ、ツッコミの 性質がよく出ているのがフットボールアワーだと思います。 もし見る機会があるのなら関東の漫才のボケと 一味違ったボケを楽しんでみてはどうでしょうか。
最後にこの日記を書くにあたって参考にさせていただいた HPと紹介しますので東西の古典落語の違いを楽しんでみてください。
東西落語特選
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