2002年05月02日(木)
むかしむかし、花王名人劇場という番組がありました。 私自身も非常に幼かったため、ほとんど記憶には ないのですが、芸人にとっては非常にいい番組だっただろうと 今思い返せばそう感じます。
フジテレビ系の日曜日の21時台か22時台だったと思うのですが 会場は花月や関東の演芸場で、やすきよやB&Bなどが 出ていたと記憶しています。
漫才ブームにのりそのころの芸人が しのぎを削って色々なネタを客前で見せ 東西を問わず多くの芸人のネタを見ることができた 素晴らしい番組。 今はもうないのが非常に残念でなりません。
さてその名人劇場で記憶に残っているのが 桂文珍の独演会です。
オーケストラを使ったネタ、 レーザー光線や仕掛け舞台でのネタなど そのころ落語が嫌いだった私に 大きな衝撃を与えるものでした。
今思えば吉本の劇場である花月に コント赤信号も立っていたような気がして 素晴らしい時代だったんだなぁと思えます。
つい最近松竹芸能所属のますだおかだが 難波にあるNGKに出演しました。 いつか必ず吉本、松竹の垣根を越えて お互いの劇場に出演しあうことがあると思っていましたが 今それが実現し今後の発展に非常に期待ができると 思いました。
名人劇場の復活は願ってはいませんが お笑い番組と称したくだらないテレビ番組を 作るくらいならもっと芸人が成長できる 番組を作ってもらいたいものです。
と言っても関東のテレビ局の人間に それほど深い知識も知恵も期待していないので やっぱり劇場なのかなぁという気もします。
東京や名古屋、札幌にNGKのような劇場が できることを期待もしていますが これも無理なんでしょうねぇ。
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