2002年05月09日(木)
今週は今まで書いていなかった 若手の芸人をいろいろピックアップして 書いていこうかと思っています。 今回はアメリカザリガニです。 今まで何度もOAバトルのところで書いてきては いるのですが、個別に書いた事がないので 取り上げてみました。
今回書くアメリカザリガニを私は好きではありませんでした。 正確に言えば2年前までは好きではなかったということになります。 理由は簡単です。声が好きになれなかったのです。 今はかなり贔屓の芸人になっているのですが それは声に慣れたからなのでしょうか。 それは違います。
私がはじめてアメザリを見たときの印象は うるさく、聞き取りづらくそして雑だと思いました。 それから嫌いな漫才師という認識でつい2年前まで 見ることもなく、ビデオでは早送りの対象としての 存在でしかありませんでした。
そんなある日たまたまお笑いのビデオを見る機会があり 知人と一緒に見ていたのですが、アメザリの番になって 早送りしようと言ったとき、面白いから見るように言われたのが 大きな転機となったわけです。
最初は非常に懐疑的な目で見はじめたのですが 見ているうちに昔の印象は吹き飛びいつの間にか 面白い贔屓の芸人になっていたのです。
その理由として一番大きいのは ネタを大事にしている事だと思います。 客の反応や、空気を感じながら大事に漫才をする。 構成がしっかりしているからこそできるのですが アメザリの漫才に対する意識が非常に高くなったことが ありありと感じられました。 それがこの日記でのアメザリの高評価に つながっているのだと思うのです。
声の高さや、大きさに頼らず、それを活かした そして非常に落ち着いた漫才が最近のアメザリの特徴です。 そして漫才をしている最中にも客の反応がよく見えているのか テンションも上がりすぎず、常に客といい距離を保っているような 気もします。
ますだおかだやハリガネロックというライバルに負けず 今後も素晴らしい笑いを提供してもらいたいものです。
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