2002年05月18日(土)
昨日のOAバトルを本当はリアルタイムで 書こうと思っていたのですが、 チャイルドマシーンや麒麟といった贔屓どころが お気に入りのネタをしてくれたのと 終ったあと「5つの銅貨」という映画を見てしまい 今日の夜まで書くのを延ばそうと思うので、 今回はちょっと感じることです。
さて今回は1発ギャグに関してなのですが、 めちゃイケで短時間で笑わせるというコンセプトの お笑いのバトルが放送されていました。 私はこれに関して一つも面白いと思ったことがありません。
この日記で文法や構成などなどを常に書いてきているのですが 私の求める笑いは瞬発力よりも継続して笑えるものなのです。 漫才ではおもしろい芸人が1発ギャグでは面白くないこと、 1発ギャグでは面白い芸人が漫才では面白くないことは よくあることです。
しかし私は笑いは芸であると考える以上、話芸であり話術であると 考えるわけなのです。つまり1発ギャグは芸ではないと 私は思っているわけなのです。
汚れについて書きましたが、1発ギャグで笑いを取るとなると 安易に笑いを取れる方向に走りがちになってしまいます。 全てが汚れ系のものとはいいませんが、安易な笑いは好みません。 結局めちゃイケのバトルは一度も笑えないまま終わってしまいました。
理由は簡単です。ナイナイは面白いと思うけど岡村ひとりに関しては 面白いと思わないということで全て理解していただけると思います。 そして1発ギャグに関しても笑いと思っていないからということです。
極端な話し1発ギャグはプロのやるものではないと思っているからで、 なぜなら捨て身の小学生の方がおもしろいことが往々にあるのが 1発ギャグだからなのです。 プロならば「さすがプロだ」と思える計算された笑いを 提供してほしいものです。
私は漫才が好きです。 5分、7分、10分、その決められた時間、客を常にひきつけ 笑わせる。そして綺麗に締めて客を満足させる。 それに勇往邁進する芸人には敬意を払います。 だからそういう芸人を安っぽく使ってほしくないとも思います。
そして最後に偏見に満ちた一言を 私は 「漫才師なら漫才だけやっていればいい」 と思っています。 計算された笑いを追及するならまだしも 一瞬でただ笑わせるだけというようなことをするのは 芸の質を、ひいては芸人の質まで下げてしまう気がするからです。
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