僕の空を探しに...星砂

 

 

2002年03月04日(月)

くもり窓



外は晴れて とてもいい天気

太陽が少しふくらみ始めた桜のつぼみを照らす

子ども達が笑っている


あ・・・

痛い 痛い 痛かったね

幼い子どもの キラキラした瞳が

みるみるうちに 潤みだした

大粒の涙 ぽろり ぽろり


あんなふうに
純粋に泣けたのは何年前だろう


あんなふうに
純粋に笑えたのは何年前だろう


疑うことなんて知らなかった
哀しくなれば 泣き疲れるまで泣けた
泣き疲れて眠ることさえできた
一瞬一瞬が全てで
一生懸命で
優しくて・・・


いつから こんな くもり窓
くもり窓からしか周りがみえなくなった
僕の窓は いつから 磨りガラスになってしまったのだろう


春の日差し
桜の花びら
透き通った窓から見ることはできそうもない 


...



 

 

 

 


INDEX

≪past
will≫







my bookに登録




↑エンピツランキング投票ボタン