モノにやさしく - 2005年02月10日(木) 当院麻酔科の医長のひとりTa先生@歩くトリビアの泉は優しい紳士です。 患者さんのみならず他科のDr、病棟スタッフ、オペ室Ns、研修医と、どんな相手にも気配りを欠かさない”思いやりの人”でいらっしゃる。 今日あった全身麻酔の症例は2つ。そのうちひとつはTa先生の指導のもと、行いました。 当病院麻酔科では、麻酔薬では抑えきれない術中の痛みに対する対策として、フェンタネストという麻薬をよく使います。 良く効くお薬ですが、入れすぎると当然ながら色々と弊害が起きてくるので、モニターや患者さんの様子、手術の進行具合などをチェックしながら、入れるタイミングや量を決めていくのです。 今日も途中でちょっと痛みが出てきた様子(と言っても、患者さんはしっかり寝ている訳ですが)。時間的にもそろそろ薬を足さなきゃいけないかな? 決める前に一応Ta先生にお伺いをたててみましょう。 『そろそろフェンタネスト入れた方が良いでしょうか』 『あぁ、そうですね。血圧も上がって来てますし…。じゃ、フェンタ、3、いっといて下さい』 『3mlですか?…では2アンプル(この薬は1アンプル2ml)吸います』
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