徒然草日記...至都

 

 

云うは易し為すは難し - 2002年08月09日(金)

元外務大臣田中真紀子議員が突然辞職した。
議会が開催されていなかった此の時期に、である。
辞任理由は自民党での党員資格を2年間停止されたことや
公設秘書の給与流用疑惑に対する非難から身をかわすことらしい。

御本人は後者は潔白であると主張しており
前者の処分は不当であると考えている模様である。
しかし真実潔白であるならば
給与明細などの必要書類をしかるべき場所に提出すべきである。

今回の一連の事件の経由を見ていると
どうにも本人が今まで主張してきた透明性が感じられない。
むしろ御本人が以前外務省を指して述べた言葉の方が
よく似合うように思える。

また彼女は味方は家族と使用人だけであると述べていたが
庶民の代表で「みなさんから真紀子さんといつまでも呼ばれたい」
などと自ら云っていた方が「使用人」などという言葉を
公然と使うことに大いなる違和感を感じる。

個人的に彼女には最初から所謂うさんくささを感じていた。
ヒトの非難や批判は得意であるが
自分の意見や主張を述べるのは非常に不得意である
というように感じていたからにほかならない。

以前此の日記で「出る杭は打たれたのか」と題して
辻本元議員についての個人的見解を書いたが
彼女は政治には所謂素人であった。
一方田中元議員は金権政治の礎を築いた田中元総理の娘であり
元総理の脇で政治の裏も表も見ていたはずだから
政治に対して素人だったわけではなかろう。

どんな世界にあっても「云うは易し為すは難し」である。




...




My追加

 

 

 

 

INDEX
past  will

Mail