冷えたこころ - 2011年12月06日(火) 朝、起きると、外はまだ真っ暗。 昨年1月からいまの会社に勤め始めて 最初の何ヶ月かがこんな感じで 暗いうちから起きて働きにいく自分を 何とも言えない気持ちでみている自分を感じた。 長く勤めていた最初の会社を退職したきっかけのひとつが 通勤時間の長さで 起床時間の早さでもあったのだが その時間と大差ない起床時間になってしまった新しい勤務先 という解消出来ない不具合に息を詰めていた。 でも、今度の会社を、しくじるわけにはいかない。 心の声がそう告げていた。 昨夜の電話のとき 電話口の向こうには落ち込んだ声。 出会った時から不思議なくらいに互いの気持ちが連動する。 仕事も会社も背負うものも違うのに こちらがなんらかの理由で落ち込んでたり不調だったりすると あちらもなんらかの理由で同じような状態になっている。 とくに、こころ、が。 生まれも育ちもいま生きている環境も 各々が似て非なる者なのに 何処かが似ている。 似た者なふたりだと。 あんなに落ち込んでいるのに 私が不安定なひとことを察すると 途端に声に張りが戻った。 私の弱さをみせることで 相手の体制を立て直すことが出来るなら 常に隠し持っていた弱さを ひとさまにみせることなどいとわないけれども。 どこかで醒めきってしまった自分がいる。 冷や水をかけられて冷えきってしまったこころ。 でも、この手を離すのはまだイヤだ。 手を離すのは簡単、繋ぐのは難しいのに。 ようやく手に入れたものを手放したくない。 此れはただの執着とはちょと違うものであると思いたい。 いまは。 ...
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