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レンアイ(仮)ニッキ

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ウソは上手に 6

2001年09月02日(日)


今日はムリにでもこのハナシを終わらせる決意で臨んでいることりです。長すぎる。えー、まだ読んでない方は「ウソは上手に」という題名のから順番に読んで行かないと、ハナシが見えなくって「ハー?」って感じになると思います。indexをみるとお行儀良く題名が並んでおります。良かったらご覧下さいませ。

  (続き)

だけどぼくはまだその意味を理解してなかった。

そいつは続けて言った。

「さっきお前を気絶させたのは俺じゃない。
 わかるか?他のやつらも一緒にいたってことだ」
まだ記憶がちょっとあやふやになっているらしい。そういえばぼくは誰かに殴られたんだ。そう思うと怒りが込み上げてきた。
「誰だってかまわないさ!一体どんな了見でいきなり人を殴ったりしたんだ!」

興奮するぼくにそいつは「まあ、落ち着け」と言った。
「俺たちは横浜の基地に演習で来てたんだ。
 今日はオフで街に繰り出したってわけさ。
 そしてお前を見つけたんだ・・・。」

ぼくがいなくなってから軍はぼくのことを探したらしい。
しかし見つからなかった(それはそうさ、日本にいたんだから!)。
だけど捜索は続いていた、なぜならぼくは軍の秘密を知っていたからだ。
ぼくが軍人として優秀だと褒められていたのも関係したかもしれない。

そして遠い日本でぼくを見つけた。
そのまま基地に連れて行かれるところだったらしい。
それを止めてくれたのがこの友人だったのだ。
ぼくを説得して自発的に基地に来るよう説得すると言ってくれたのだ。
軍としても日本という異国の地で騒ぎを起こしたくなかったのだろう、
その提案に応じた。

「これ以上刃向かうんじゃない。
 おれだってお前がどうにかなる所なんて見たくないぜ・・・」

ぼくは悩んだ。だけど答えなんか決まってた。
子供だった時と同じように。

「わかったよ・・・」


ぼくは基地に出向いた。意外と軍はぼくの生活を保障してくれた。
訓練と向こうが指示する作戦に参加することさえ約束すれば
大学へ行っても良いことになった。

ぼくは研究を続けるために大学院に進んだ。
やはり親元を離れ、一人で生活している。
だから親がこのことに気づく事はないだろう。だけど心が休まる日は無い。
ぼくが作戦に失敗して命を失ったりしたら、一体どう思うんだろう。
アメリカに連れて行ったことを悔やむのだろうか。
それともぼくが秘密にしていたことを責めるのだろうか。

ぼくはもう大人になった。自分のことばかりを考えていた子供の頃とは違う。
だけど、いやだからこそ、さらに冷酷に作戦を実行するのだ。

   (終わり)

終わりっす―。ちょっと無理やりに終わらせました。最後はだいぶおハナシを省かせていただきました。でもまぁハナシはつながってるよね。明日はおまけ編(を書こうか、それとももう止めとこうか考え中です・・・)。

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