風のひとり言
kaze



 倒産

ここ数年、大手から中小企業まで「倒産」を目にする
バブル崩壊後の日本経済は、下降線の一途を辿っているようだ。

他社の倒産を他人事と捉え、「自分は大丈夫」とタカをくくっていたが、
どうやら我が社も危険な様子・・・
まぁ、この業界も淘汰されつつあるのは事実だが、社内外から色々な噂が耳に入る。
いい噂ならともかく、悪い噂ばかりが耳に入るのは、精神的にも圧迫を受ける。

さて・・・どうしよう(苦笑)
会社という船の底に小さな穴が開いているのとの噂がある。
しかも水が徐々に溜まりつつあるらしい。
一般船員は、その穴を確認できずとも、沈没の危険性を感じ取る。
そして経営陣は、その存在を船員に知らせぬまま、塞ぐ努力もしない。
(少なくともそう見える・・・)

この船には、愛着もあれば、未来への希望もあった。
18年近く乗り続けてきた船だからこそ考える。
このまま船が傾くまで共にするべきか。
そして・・・自分の目で最後まで見届けるべきか。
勿論、持ち直すこともありえるだろう。

あるいは大海にその身を躍らせるか。
まさしく思案のとき・・・

結論を急ぐことは、得てしていい結果は生まれない。
しかし、のんびり構えていても、時間は待ってくれない。

・・・ふと思い出した・・・
「あっ・・・泳げない・・・」



2002年02月07日(木)
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