いつも意地悪な(笑)Eさん。 愛子にはアンパンマン、あたしにはバイキンマンの飴をくれた。 優しいんだか、嫌みなんだか。 ブドウ味。
東京に行ったハナちゃんと久々に話した。 いつのまにか、すっかり向こう側の人間になってしまった彼女。 (ここでいう向こう側って言うのはつまり、気持ちの高さということ) 数カ月前の、病んでいた面影は、今はもう微塵も感じない。 ひろちゃんもおいでよ、と彼女は言う。 相づちを打ちながら、その言葉のリアリティのなさを感じていた。 彼女の気持ちは本物だけど、それを受け止めるあたしの中に、 東京っていう選択肢は、もうないんだなって、はっきりと。
少しづつ、あたしの中で存在感を増していく「ヒ」。 なかなか会えないし、次に会う約束も、ハッキリできない。 なんとなく、ひどいことをしてるような気にもなる。 愛しさを感じるのも事実だけど、その本質は、空っぽなのかもしれない。 わからないまま、交わす言葉の厚みが増していく。
心がくすぐったくなるような言葉で包んでくれる「ヒ」に対して、 あたしは誠実な態度を見せられてるのかな・・・。 ふと気付く。 そういえばあたし、きちんと伝えてないなーって。 いつまにか、正直に生きるということを自然にできなくなってるのかも。 ふぅー。
明日は、航空券を買いに行こう。
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