8月11日から14日まで生まれて初めて、父の故郷秋田へ行ってきました。 久々の家族旅行、ふうちゃんの世話を母の友人にお願いして 家族四人で三泊四日の秋田の旅。 もう、父の両親はとうに亡くなっており、大曲にあった父の実家ももうすでにない。そんななか、父の従弟が住んでいるという、父の家の本家があった村に 行ってみることになった。
初日は武家屋敷と桜で有名だと言う、角館を散策。 武家屋敷の見事な黒塀に沿って歩き、武家屋敷の中を三軒ほど見学した後で 名物の工芸品樺細工の小箱を買ったりする。 晩は田沢湖のそばのホテル。お盆ということでめぼしい温泉は混雑していて この日の宿だけは私がネットで予約しました。リーズナブルな ホテルでも、家族揃っての旅行というのはにぎやかでなんだか楽しい。 田沢湖は水深日本一のカルデラ湖で本当に木々に囲まれた透明感のある水が美しい神秘的な湖でした。
二日目は父が子供時代をすごした大曲を父の幼馴染のトラさんに案内していただく。トラさんは父の母校である大曲高校の教員だった方で、そのつてで大曲高校の 中を見学。文武両道をめざす学校で、この十数年進学率があがる一方で 部活動でも優秀な成績をおさめているらしく、校内にはトロフィーや優勝旗が 数多く飾られていた。 お盆の真っ最中だというのに、図書館に勉強しにきたり部活の練習にきている生徒が大勢いて、見知らぬ私たち家族に、こんにちは!と元気に挨拶をしてくる。校則で禁止しているそうだが、茶髪やパーマヘアの生徒、ルーズソックスの 生徒は皆無、東京で茶髪の女子高生を見慣れている私には、なんとも新鮮に映る。
知らない人でも会ったら、気持ちよく挨拶をする。。。 そういう文化が生きているだな、と私自身もそういう行動に慣れていないことに 気づかされた。
大曲から秋田経由で電車で奥羽本線の森岳へ。二日目の夜は森岳温泉に泊まる。 三日目森岳から車で父の従弟の住む某村へ。親戚宅はお盆の真っ最中で、到着するなり仏壇におまいり。その後、近所にあるお墓におまいり。 家に戻ると、親戚のおばさんが用意してくれた、山菜尽くしの昼食に舌鼓を打った。
最後の夜は、電車で秋田まで戻り秋田温泉さとみに宿泊。ここはすばらしい宿で、ぜひ人にもすすめたい。 サービスがすばらしく。従業員の教育がすみずみまで行き届いているのを感じた。 温泉もとても清潔でひろびろとしていて、肌の上でとろっとすべるようなあたりのやわらかい良質泉。
東京で生まれ育っていると、まるで日本には東京しかないようなものの見方をして しまうことがある。私にとって、日本の地方を旅するということは、時に外国 を旅する以上の発見がある。自分の中に流れる秋田の血・・・それを実感することのできる旅だった。
あと、秋田はお米が美味しくて毎日ごはんおかわりしてたら太ってしまったよ。
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