ふうこの英国留学日記-その後

2003年02月13日(木) かつて愛したあなた - ロシア詩人 プーシキンの詩より

今日は特別ゲストの講義で、ロシアの詩人プーシキンの翻訳についての講義を聴いた。その講義のなかで、翻訳家でも、研究者でもある講師のアントニー・ウッドが
読んだ詩が気に入ったのでここに掲載する。日本語訳は私の訳。

プーシキンについて知りたい方は以下を参照してください。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Ango/7795/poet19/pushkin/pushkin.html

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    I love you once

I loved you once.
If love is fire, then embers
smoulder in the ashes of this heart.
Don't be afraid. Don't worry. Don't remember.
I do not want you sad now we're apart.

I loved you without language, without hope,
now mad with jealousy, now insecure.
I loved you once so purely, so completely,
I know who loves you next can't love you more.

   かつて愛したあなた

私はかつてあなたを愛した
愛が炎だとしたら、そのおき火はこの心の灰の中でくすぶっている
恐れないで 心配しないで 憶えていようとしないで
今、私たちが別れようしているとき あなたに悲しんで欲しくない

言葉も、希望もなしに私はあなたを愛した
今は嫉妬で気が狂いそう とても不安
私はかつてあなたを本当に純粋に、完全に愛した
私にはわかる
次にあなたを愛する人も 私以上に愛することはできないと

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今はニュース言語の翻訳について勉強中なのだが、詩の翻訳の方がやっぱりロマンチックかつ、情緒的で魅力的。正直こっちに惹かれる。

といいつつ、今晩は明日のプレゼンに備えて、イラク関連のニュースの翻訳に取り組まねば。。。


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