ふうこの英国留学日記-その後

2003年07月19日(土) 希望と、そして。。。


私は自分は現実的で、悲観的な人間だと思っていたが。。。
今日友達から私から、希望というか、世界を肯定的に信じることへの
エネルギーをを感じたというようなことを言われて驚いた。

この数日、急激な気温差により、久々に体調を崩し、
自分の誕生日(今日はなんと私の30歳の誕生日なのです。)を祝って
あつまってくれた友達にもいまいち、フルパワーで応えることができなかった。
そんな弱っていたときに、私よりもずっと逞しく、頼もしく思っていた友達が
私に見えないところで、支えられているといってくれた。
意外に思うと同時に、とても嬉しかった。
体に力が入らず、頭痛に苦しむ中でそんなことを言われて不思議に思った。
そして、自分をもっと信じられるような気がした。

私は単にお人よしなのかもしれないが、人の悪い噂を聞くと、
やっぱりと思うよりも、そんな悪い人じゃないはずという思いが先立つことが多いい。そんなに汚いはずはない、そんなに悪意に満ちているはずはないと思う。
信じたくないのだ。

恐ろしいことや、嫌なことは探さなくてもいっぱいあるだろう、
できるだけ物事の良い面に目を向けて、やっていくことしか
私たちにはできない気がする。

私にとって、私という人間がどう生きるかというのは
とんでもない大問題だけど、世界の中で私は本当にちっぽけな存在で、
私がどうするかなど、どうでもいいことなのだ。
でも、その世界の中ではどうでもいい自分の行動の一つ一つに対して、私は苦しんだり、眠れぬ夜を過ごしたりする。この落差。

こんなに脆弱な肉体の中で、人はどうしてこんなに様々な感情や思いを抱えるのだろう。世界の果てに思いをめぐらせたりするのだろう。それに何の意味があるというのだろう。
それでも、私は信じているのだと思った。友達の言うように、私は信じているのだ。生きていくもののひたむきなエネルギーを、世界の美しさを、そして自分が生きていくことを。

私は幸せだと思う。素敵な洋服を着て、気心のしれた友達と笑いあう夜。
今まで出会って、私にいろいろな影響を与えてくれた人々みんな感謝したい。
きっと、これからもいろんな人と出会うだろう。
そして、いろんなことがあるだろう。辛いことも、悲しいことも、嬉しいことも、楽しいことも。

この夜の中で思う。
たとえ短くても、この夜が多くの人にとって安らぎをもたらしますように。






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