ふうこの英国留学日記-その後

2003年10月04日(土) Bye Bye my friends

いよいよ二年間の留学生活を終えて日本へ本帰国する日が二日後に迫っている。

私は留学できてとてもラッキーだったと思うし、これからいろいろ留学に関して
感じることもあると思うけど、今の時点では留学して本当に良かったと思っている。

先日の成績発表では修士号を無事にとれたことを確認。
しかも、今年の夏に突貫で仕上げた修士論文ではDistinction(成績優秀賞)
を取ることができた。二年間の留学生活の締めくくりとなる修士論文が
今までで一番いい成績と言うのはとても嬉しくて、教授からのコメントも
「この論文はふうこさんがこの1年間でアカデミックな意味で成長したこと
を表している」とあって、もともとまったく言語学的なバックグラウンドがなく
翻訳学の学生としては落ちこぼれとしてスタートした私としては満足のいく結果だと思う。

私は修士論文に献辞をつけなかった(とても余裕がなかったので)が
その代わりにこの日記に書いておきたいと思う。

私を支え続けてくれた父と母、いろいろ細かい世話をしてくれた姉に心からの
感謝を捧げたい。そしてこの修士論文の指導教官のJoy、公私共によき相談相手となってくれたコースメイトのAlberto、夏の間手の込んだ料理を何度も差し入れてくれた寮の友達Minh、私の論文の英語のアドバイザーをしてくれた映画学のPhD学生AnnnaMariaに、謝辞を。この論文が無事に仕上がったのも彼らのおかげだと本当に
感謝している。

この二年間で一番おおきかったことは人との出逢いだと思っている。
二年間の移動生活の中で多くの別れも経験したし、イギリスを離れる今
私はもっとも大きな別離を体験することになるだろう。
でも、たとえこの先二度と会うことがないとしても、私が出遭って私に
いろいろな影響をその人たちが与えてくれたこと、楽しい時を、苦しいときを
一緒に過ごしたことは消えないし、私の中に残りつづけると思う。

人は1人ではたいしことができないなとつくづく思う。
個人の仕事に見えてもその影には様々な係わり合いがあるのだ。

美しかった日々、充実したときもいつかは終わる。
でも、たぶんそれを失う悲しさもそれを体験した者だけの経験だろう。

この二年間私は本当に幸せでした。こう言えることが幸せなんだと思う。
本当に本当に、私を応援してくれたすべての人に感謝を捧げたい。
今までありがとう、そしてこれからもよろしく。

ふうこ


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