こんなに長く日記を書かなかったことがこの数年間あっただだろうか。 この一ヶ月近くの間、仕事のストレス、新しく始まった恋人との関係、でいつも疲れきっていた。心身ともに疲れきっていると、文章をきちんと書くことがままならない。
時間に追われていては、落ち着いて日記を書くこともできない。 また、仕事で目を酷使するので、家に帰ってまでパソコンを触りたくないというのもあった。
そんな中で、数ヶ月ぶりに行った美容院でフェルメールの記事を読む。 私はフェルメールが好きで、彼の現存している作品30数品のうち世界各地の美術館をまわって彼の作品の半分以上を見たのではないかと想う。特に、オランダ旅行でハーグまで行って見たフェルメールは感動ものだった。
あの輝き、神秘性、驚き、ドラマ性。 一枚の絵の中に、その瞬間にしかありえなかった、光、輝き、感情、空気、が閉じ込められている。まるで、そこに16世紀のデルフトへの扉が開かれているように、フェルメールは時を越えて、私たちをその絵に描かれている瞬間へと連れていってしまう。
とても静謐で、客観的な写実的なタッチながらもきわめて個人的な思い入れと、ドラマ性を持つ。 私たちは、彼の描く一枚の絵から、そこに描かれた家、室内のしつらえ、洋服からその描かれている人物の生活を想像することが許される。
フェルメール。。。についていつかゆっくりと書いてみたいと想う。 (イギリスの大学院の1年目に美術史をやったとき、フェルメールについて短いレポートを書いた)。
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