大切な友人に逢いに行った。 夕食には早かったけれど久しぶりだったので、 お気に入りのパスタ屋さんの、大好きな「野沢菜&鮭のドリア」を ご馳走したいと思って。
だけど…。
お店の上の人が変わったのかな…? メニューが変わってて、お目当てのドリアがない…!! それでドリンクバーも、ジュース類が補充されてなくて すぐに飲めるのはウーロン茶とアイスティだけで――。
そういうこともありだろうけど… 頼んだお料理のパスタが偉く硬かった… (-_-;) あ゛ぁ゛ 残念だなぁ…。 お気に入りだったのに、次からは足が遠のいちゃう。
それから… もう5時を回っていたのだけれど、隣のテーブルに居た 親子のことが気になってたまらなかった。 上の子は3歳くらい、下の子は1歳半前くらいかな…。 お母さんはテーブルについたときから、いらいらしていて 上の子に当り散らしていて。
だけど上の子は、鼻声で明らかに熱がある様子。 だるいらしくて、ぐずぐずしていて、頼んだ料理が食べられない。 それをお母さんはすごく叱るの。 つらいからその子が泣くと、ココを何処だと思ってるんだ!とか 文句言うんじゃない!って。
泣き疲れてきて、口に冷めたスパゲティをほおばったまま うとうと眠りだしちゃった子を、叩いて 寝てるんじゃない!って、そのお母さん怒鳴ってて。
そうこうしているうちに、下の子がジュースをこぼしちゃって、 それを見たお母さんはキレてしまって、何やってんの!って 1歳半前の子の手を、力任せに何度もびしびし叩くの。 その子は何で叩かれたのかわからないまま、痛いから大泣きして。 お母さんはその子が首からさげていたおしゃぶりを 無理やり口に押し込んで、タオルを顔に押しつけちゃうの。 もっと小さな赤ちゃんだったら、タオルを跳ね除けること できないんだよね…。
店内は混んでいて、かなりの人が見ていたんだけど それも一切お構いなしで、そのお母さんは煙草を吸いながら 子供たちを怒鳴り続けて。
子供が熱を出していたら、レストランなんて連れてこないで おうちでおうどんを煮てあげたり、お粥を炊いてあげればいいのに…。 抱きしめてあげればいいのに…。 ゆっくり絵本を読んであげたりして、安静にさせてやればいいのに…。
だけど… 一声かけてあげたかった。 そのお母さん、ぎりぎりの精神状態なんだと思った。 愚痴でもこぼせるお友達でもいたり、旦那さんが協力的だったりしたら 随分ラクになれるんだろうに――。
声をかけるタイミングがなかった…。 余計なお世話!と言われるだろうな…って思った。
周囲の助けが必要なときってあるよね。 手を貸してほしいと思うときってあるよね。 だけど、どうやって動いたらいいのかわからなくて、 そのぎりぎりな精神状態のお母さんのことを考え 子供の心を思うと胸が痛み、涙がこぼれてならなかった…。 そして自分の無力さが歯痒かった。
今頃、あの親子はどうしているんだろう…。
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