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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2005年12月15日(木) 静かに星の流れる夜

★彡☆☆☆☆

昨夜、ふたご座流星群が夜空を舞った。
観たくてうずうずしていたのだけれど、まだ風邪が重かったのでちょっとガマン。

今夜もまだ観られるので、昨日よりは風邪も少しだけマシになってたから
chimomoと二人で寒空の下へ出てみた。

満月が煌々と夜空に輝き、流星群観望には最悪な夜。
だけど月の光を浴びれることが嬉しかったり。
足元に蒼い月明かりに照らされた、自分の影ができる。

綺麗な夜だ。

熱いコーヒーを飲みながら、夜更けまでchimomoと二人。
何度目の流星群観望かな。
2001年の11月に降ったしし座流星群は、本当に素晴らしい夜空の祭典だった。
赤く明るく燃える大きな流れ星を観た時は、深夜というのに大はしゃぎしてしまって。
近所の人たちも、新聞屋さんまでも一緒になって眺めたんだよね。

今年のふたご座流星群は、月も明るく東京の夜空では薄いものしか見えなかったけど
それでも5個、しゅっ… と流れて行く星たちに遇うことができた。
町の灯りが届かない山奥に行かれたら、きっともっと見えたのだろうね。

しん…と静まり返った中、音もなく流れ消えてゆく星たちを観ていると
宇宙の営みは、太古の昔から変わらないんだって思えて来る。

わたしの想いも、存在も、本当に小さなものなんだ。

寒さに震えながらも、こころは温かい夜だった。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]