風邪をひいていても、午前4時であっても、「蟲師」だけは見逃さない。 絶対観ないと居られないくらい、ドツボなの。
今回のお話は「重い実」。
深い山間の、或る小さな村は、天災のあとには決まって作物が豊作になることが約束されている。 その代わり、人の命をひとつ、獲ってゆく。
それは「実」の為せる業。
秋に誰かの口の中に「瑞歯」が生えてくる。 その歯は秋の終わりに抜け落ちて、その人は死ぬ…。
「実」は、その歯なのだ。
因縁に縛られた或る男は、その村の祭主。 その実を操れる、村でただ一人の存在。 何故なら、その実は祭主と蟲師にしか見ることができないから。 男はそのために苦しみ、自分の身を犠牲にして「実」を作ることを決心する。
そこへギンコが介入して来るのだけれど、祭主の深い思いを知って 蟲師の禁忌を冒すことにするの。
「実」は、土地の命を甦らせる力を持っているのだけれど、人が食べれば不老不死が約束される。 一度、死出の旅路へ発った祭主に、ギンコは実を与えるの。
さて、その「実」とはいったい何なのか…。
もし、その実を見ることができる人物が、不老不死の身になれると知ったら、きっと自分が食べるんだろうね。
何故、ギンコはそうしないんだと思う?
永遠の命など、彼は要らないからなんだろうね。 きっと、生というものの根源と、死というものの意味を知っているから…。
「蟲」は、生命の根源に近い存在だから。
本当に、どうしてこの「蟲師」という物語は、魂に響くのだろう。
次のお話は「硯に潜む白」。 これはとても不思議なお話。
「蟲師」のサイトで放送スケジュールを見たら、次はなんと来年になってる…。 それも2話連続でOA。
来週は無いのね。しょぼん…。
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