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「槞梛俚庵(るなりあむ)


時折綴

2005年12月22日(木) 「CATS」と踊る夜


劇団四季公演の「CATS」を観て来たの♪
もうずっと、ず―――っと観たくてたまらなかった「CATS」。

ちょうどXmas前だったので、キャッツシアターの外には白いXmasツリーが飾られてた。
この劇場の外から中まで、すべてが「CATS」の世界になっていて、特に中のセットは圧巻なの。
猫たちの目から見たゴミ棄て場が舞台で、ゴミたちも全部猫たちサイズなのね。
壊れた電子レンジやらゲーム機やら、液体洗剤のボトルやら玉子のパック…。
それらすべてが美術部さんの手によって作られたものなのだけど、汚れつぶれた感覚や感触が本物そっくり。
それはもう芸術と言ってもいいほど。

ヒトが演じているのに、歩く姿や仕草はまるで猫そのもの。
そんなたくさんの猫さんたちが登場して、劇場の後ろから天井まで
所狭しと駆け回るものだから、すっかり魅了されちゃう。
それに大掛かりな仕掛けもいっぱい。

ロック大好き、束縛されるの大嫌いなモテモテ猫のラム・タム・タガー
(歌がとっても上手なの。Chimomoの大のお気に入り猫)
ゴキブリとタップダンスをする、ふとっちょおばさん猫のジェニエニドッツ。
機関車の気のいい車掌猫のスキンブルシャンクス。
素晴らしいカンフー技を披露してくれるギルバート。
皆が恐れている犯罪王猫のマキャヴィティ。(←結構ドツボ♪)

たくさんの魅力的な猫さんの中でもわたしのお気に入りの猫さんは、マジシャンのミストフェリーズ♪
白い大きな耳、胸の白い毛以外は、真っ黒な小柄な猫。
楽しいマジックを見せてくれるの。
もちろん、マジックだけじゃなく、ダンスの上手さに心を持ってかれちゃう。

振り付けした加藤敬二さんは、マジシャン一家に育ったそうで、
ミストフェリーズのマジックの見せ場が大幅に増えたのだそう。

そして最高に魅入られたのは、グリザベラ。
彼女の歌う「Memory」は、魂に響くの。
あぁ やっと目の前でこの歌を聴くことができた…。
もうずっと前から、この歌が大好きだったの。

そうそうそれから、握手することができたランパスキャットも大好き。

この夜は最高に盛り上がって、何度もカーテンコールがかかって、役者の猫さんたちも嬉しそうだった。
最後に特別にアンコールに応えてくれたラム・タム・タガーのアドリブと投げkissには、最高にまいっちゃいましたとも。

たくさんの野良猫たちの生き様を人間くさく描いたstoryに
そして磨かれた一流の歌とダンスと演技に、魂が振動した一夜でした。

2006年春までの予定が、8月までまたロングランが決定したので、せめてあと1回はもう一度、猫さんたちに逢いに行きたいなぁ… と思っているの。


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冰月まひな [MAIL] [HOMEPAGE]