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2002年02月15日(金) 病院へ行く

午後から病院へ行った。
いつもここの病院へくるのだ。場所も車で10分かからないところにあるし、先生もなんとなくいい人そうなので。旦那の実家の父も何かあればここで世話になっている。

この病院の建物は、実は昔焼肉屋さんだった。

何年間か焼肉屋さんだったのだが、いつのまにか病院に変わっていた。
病院の中は、とても昔焼肉屋さんだったとは思えない雰囲気だ。

待合室で体温計をはさみながら
「どこが厨房だったのかなぁ?」
と考えたりする。

私の名前が呼ばれた。
「失礼します」
「はい、どうぞ」
先生は私のカルテを見て過去の記録をみていた。
以前は食あたりでお世話になっていたはずだ。

この先生はなかなかいい男だ。
地元の主婦層に人気があるのだと思われる。

でもこの先生、誰かに似ている。
昔地元にお笑いタレントがいた。(最近みかけないな)
丸くてぽっちゃりした人と、すらっと背の高い二人組みで、よくありがちなコンビなのだ。
そのすらっと背の高い方に先生はよく似ているのだ。
いや、似ているのではなくひょっとして本人かも!それはいまだになぞだ。

先生に診察してみらうたびに、心の中で
「先生、笑わせて」
とつぶやいてしまう。

私の今回の病気は今はやっている風邪とのこと。
鼻水も出ないし喉も痛くないのだが、熱が出たり胃炎を起こしたりするらしい。

お薬が出た。
お薬は隣の薬局で受け取る。

歩いて薬局まで行く。でもすぐ隣なのであるいて15秒。

実は、この薬局は昔魚屋さんの建物だった。魚屋さんだった頃よく母に頼まれてお魚を買いにきたものだ。

今ではどこに冷ケースがあったのか思い出せないほど薬局薬局している。
薬が出るまでの間、
「ご自由にお召し上がりください」
とかかれているポットからお茶をくんで飲んでいた。
私がソファーに着席するなりジャバーっとお茶をくんでいる姿をみて、先に座っていたおばさんがうらやましそうに私をみていたことに気づいた。
数秒後
「…私も飲んでいい?」
と、なんと私に聞くので
「あ、ええ、どうぞ」
と飲んでもいいという許可を私が出すことになった。

ところがかわいそうに、そのおばさんが一口お茶をすすった瞬間
「○○さ〜ん」
と名前を呼ばれてしまったのだ。
おばさんはすぐにお茶を手放し窓口に飛んで行った。

きっと私がくる前からずっと飲みたかったんだろうな。でも誰も飲まないから遠慮してたんだろう。せっかく念願のお茶を口にした途端おばさんの番がまわってくるなんて…。
その後おばさんは二度とその湯のみ茶碗を手にすることなく薬局を後にした。


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