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2003年08月17日(日) 墓参り

雨の中旦那助と2人墓参りに行った。
私の実家の父のご先祖が眠る墓だ。


「えー、いいよぉぉ。だって実家の仏壇にも手を合わせてるんだしお供え物も持っていったじゃん。」

とあまり乗り気ではなかった私に旦那助は

「遅くなったけどちゃんとお墓に行こうよ。」

と言った。



私の実家の父は3度の飯より「神様、仏様」が大好きな男。
近所で仏事があれば、祭り事でもあるかのような勢いで先頭をきって出向いて行く。
仏様のためなら
それが親族以外の仏様であっても大豪雨の中墓場を掘る男だ。(←なんだ、この例え。でも実話。)

旦那助曰く

「お父さんが幸運に恵まれているのは何かに守られているからなんだ。」

とのこと。
この「何かに守られている説」は旦那助以外にも親戚中の皆が、日ごろから薄々と感じていた。
あのようなハチャメチャな男が(例えるならば『定年退職した子供』)
61年間無事過ごせたのもやはり何かに守られていたからなのだ。それしかないっ!!

「お父さんのそういところを真似たい。」

と旦那助に諭され
我々夫婦は雨の中墓参りに出かけた。

墓に着くと
なんと墓石にベタッと貼り紙が貼られていた!!

「お供え物はお持ち帰り願います。」

と書かれた貼り紙は厄介なことに紙製のガムテープで貼り付けられていた。
どうやらお墓を管理している地元のボランティアグループが貼っていったもののようだ。
紙をはがすが、ガムテープ部分がどんなにしてもはがれない。

もー!!
もうちょっと違う方法で貼って欲しいものだ。
他の人のお墓を見てみると、うちと同じように紙製のガムテープを使用しているケースと、布製のものを使用しているケースがあった。
うちのも布製にして欲しかった。

父に電話してそのことを伝えるが

「ああ、別にいいや。はがれないんだべぇ。」

と、仏様命男は案外あっさりしたものだった。


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