sakurakoのつぶやき
sakurako



 入院3日目

今日はだんな様も面会の約束。やはり、こういう時は誰か側に居て欲しい。

先生も大丈夫という保証はしてもらえないし、不安でたまらないから。



仕事を途中で抜けれるかな?、間に合うかな?

さくらもきっと会いたがってると思うし「ラッキーマン」だからぜひ会って欲しい。



終了10分前に病院へ着いたが、本当いつも10人弱は居る。

携帯が鳴る。ビクッとするが、だんな様からだ。

間に合いそうもない。と言うが大丈夫、きっと30分は待つから時間はあるよ。



20分後、だんな様が到着。ホッとする。

一緒に待つことさらに10分。



先生から「昨夜に血便が少しあっただけで、今日は嘔吐や血便はありません」と嬉しい説明が。

でも、あくまで慎重な先生は「このまま何事もなければ大丈夫ですが、まだ予断は出来ません。良くなってからも悪くなるということもありますから」



気のせいか昨夜よりも少しゲージの中で動いている。だんな様が居るからかな?

しかし、開けても外に出て来ない。点滴の管が痛いみたい。

隅(ゲージ)に体を預けている。やはり、相当辛いようだ。

それでも目だけはこっちをちゃーんと見ている。「力はまだあるよ。がんばるよ。負けないよ」そう言っているようにも・・・



面会後にだんな様が「帰ってきたら美味しーいものをいっぱい食べさせてやろう!その為に稼いでくるわ」

そう言って仕事に戻って行った。

ショックだった。たった2日間見なかっただけで、こんなにも痩せ細っていたとは思わなかったのだろう。

入院してからは絶食だから肋骨も浮き出て、前の面影さえない。

体力の限界が心配だ。



二人しても見守る事しか出来ない。歯がゆい思いがある。

それでも、先生は「さくらちゃんの為になるべく面会に来てください」と言う。

会う事がさくらの力になるんだそうだ。

ならば、何を置いても会いに行こう。



明日は、ママだけでもいいよね。パパもさくらのこといつでも想っているから。


2002年10月18日(金)
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