宇宙 ほし の下で…



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2002年12月17日(火) 『 長い夜。 1 』

なおちゃんと女同士2人で仲良く話をしていると、どこぞやの土地成金が割って入ってきた。楽しく会話してたのに・・・。
この人とは以前に一度だけ遊んだことがあった。
友達カップルに『バーベキューやろう!』って誘われて行った時、彼もその中のメンバーの一人だった。
苦手なタイプだったので密かにあまり近寄らずにいた。
のに・・・。
彼は友達の友達なので、あまり失礼な態度もとれず一応笑顔で話を合わせた。

パソコンの話題になり、『私も自分の欲しいんですよー』などと相槌をうっていいると、『俺とつきあったらパソコンかってあげるよ。親父の金で買えるしさ。俺そこそこ詳しいし、家にくれば使い方も…』得意げに話し始めた。
初めて「パソコンなんていらない」と思った。
けど、言えないので『はは。じゃ詳しいんですねー』などといって切り抜けた。
暫く彼の自慢話が続き、なおちゃんを見ると彼女もうんざりしたような表情だった。
彼女は私よりも年上で、彼同様バーベキューの時のメンバーの一人だった。
かなりはっきり言う性格の色白和風美人。そこまではっきり言えるなおちゃんが羨ましくもあり、心配になってしまうこともあり…。
そんなはっきりしている性格のなおちゃんも、友達の友達という位置にいる彼には困っているようだった。
「あぁ彼が見ず知らずの男なら…」心の中でつぶやいた。切実…。

『このデジカメも親父の金で買ったんだ。人気あって最後の1つだったんだよねー。』
お父さんのお金自慢がしたいのか何なのか…。
新車がどうとかオプションでどうとか家の広さがどうとか…。
それはまるで、ステーキとフォアグラと子羊のクリームソース煮と生クリームとお砂糖とバターたっぷりのビッグケーキとバケツのチョコレートアイスクリームと生クリームが上にのったホットチョコレートドリンク…
それらを満腹時に「一気に残さずに全部たべろ」と言われているような、聞いているだけで目が回りそうな時間だった。
・・・うぅっぷ。

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