-殻-

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2004年05月25日(火) 茜色

新幹線の窓から、見慣れた山の稜線。
いつもと違うのは、その背に見える空の色。

山際に澱のように滞った茜が、
蒼い空の中に溶けていくような。

失われていくことが約束された色。

うまく言えないけれど、目が離せない。
目を逸らしてはいけないような気がした。

網膜が焼き切れそうに感じても、
この茜を放つ塊を視界から外すことができない。

やがてそれは、その姿を山影に隠す。



おやすみ、また明日。

でも、明日僕が出会う君は、本当に今沈んでいった君なのかな?





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しんMAIL

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