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2004年07月28日(水) ただいま旅の途中。

パリ;
エッフェル塔にもシャンゼリゼ通りもルーブル美術館にも
観光といわれている場所へ向かって一気に駆け巡る駆け巡る。

いつも私の旅はひとつの場所で、その町をゆっくりのんびりとした気持ちで見つめて、
古い町並みフェチの私は、それらに囲まれてているだけで十分という旅の心得。
それから、お茶をすることは欠かせなく、その後またボーとする感じ。

でも初めてのパリ大好きだと思う、って勝手に思って日数も限られているとなったら、見れるもの見たいものすべて目に焼き付けたくてへとへとになるまで、パリを満喫。

多分この先もずっと苦手なものは、時間がちゃんと決まっているツアーの旅。
もう一生できないんじゃないかとまで思っているほど。
どこにいても、自分で選べる自由と責任がない時間は楽しくないのではと思うの。

オペラ座の天井画。大好きなシャガールの作品。
じーっと見つめて、本気で心に焼き付けたかったよ。
小学校のころから大好きなシャガール、彼の人生をとことん調べて、今では本もいくつか持って、展覧会があれば必ず足を運んではいたけど、
それでもまだまだ私の見ていないものは、世界中にあふれているのだな。
それを見たくて、働いて、旅をするってだけでも、あっ人生楽しくなるよって見えてるところが私の幸せだって、パリで思う。

それからパリのイメージは、とにかく人が優しい。
本当に優しくて優しくて、ロンドンに住んでいる私は戸惑ってしまうほどだった。
うーーん。それでも、ロンドンの町が好き。絶対。何でかはわからないけど、もうロンドン大好きだって思う。

ラデュレもメゾンドショコラもaokiさんのケーキも食べて、でも一番おいしかったのは、ホテルの側にあった、おじさんが切り盛りしている、小さなパン屋さんの出来立てのアップルパイ。

てきぱきとして、でも事務的な感じはなくて、2日とも7時ごろ行ったけど、お客さんが並んで待っているほどの賑わいで、
パンとおじさんの人柄がにじみ出ていて成り立っている小さいけど、巨人のお店。

早々、私もこうなりたかったんだった。
私を大切だと思ってくれる人が、周りにいてくれて支えられて、私も支えているような元気を人に分けられるような、でもその行動姿勢は自然な人柄の持ち主。やっぱり人だよなーって思う。

帰りのユーロスターでは地平線に沈む夕日を見て、そのとき、家族を想っていたよ。
夕日だけじゃなくて、こっちで見れるきれいなもの、私の大切な人たちと一緒に見たいし、見せてあげたいなといつも思うの。

それから、必要のない無駄なものなんてキットひとつもなかったんだから、ここで夕日をみれているんだってぽっつり思った。

さて、明日はイタリア。


nico |MAILHomePage

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