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2004年09月13日(月) 大切な友達のお見送り。

今ではすっかり慣れてしまったように想うこの生活。
でも慣れた今こそ、更なる気持ちの引き締めが、甘い私には必要だと心をキュッキュト締めてるよ。
このデンジャラスな国で何もなく、毎日笑って生きてこれてることに感謝。
それもこれも、私を取り巻く環境の、みんなの持ってる心の器と、温かさからくるものだ。

それから危険危険といわれているけど、
よく見れば大切なのは一人一人の構え方だって想うの。
だって、のほほーんなんて歩いてないものなぁ。

観光で、数日の滞在だった昔の私は間違いなくかもだったよ。
2年前イタリアで、狙われたのも今なら納得できる。(でも未遂)

ここで初めて感じた気持ちがあるのだけど、それは身の危険を感じるという気持ち。
生まれて初めてだった、そんなこと。
普通に道を昼間一人出歩いていたら、どこからともなく沸き起こって、それは本当に衝撃だった。

楽しい場所もきれない場所も、いっぱいあって大好きなロンドンだけど、それと背中合わせで危険なこともたくさんあるよ。
だからいつも自分たちの笑顔は、構え方ひとつで壊れたり守られたりするの。

少なくともこういう場所が存在するこの国で、私はいかに日本で守られて生きてきたかがわかる。
そして、日本をそこにいる大切な人たちを思い出すよ。

今日はヒースロー空港に久しぶりに行ってきた。
街でたくさんの日本人の女の子とすれ違うけど、
私が出会った女の子はすごく少なくて、なおかつ仲良くなった人はこの両手にすっぽり埋まってしまうほど。
だからその本当に少ない大好きな友達が2年の滞在を得て帰国の大切な日。私はどうしても行きたかったよ。
「留学最後にRIKAやYOUKOと出会えてよかった」
私の台詞なのにとすごく想う。

お見送りにきてた、AYAKOのイギリスのお父さんは
「どっちが、誰がいったい帰国するんだ?」と言うくらい、私たちは泣いてしまったのだけど、私の涙腺の弱さは明らかにこの年齢から?なのかな。

人生に必要なものは星の数ほどあるのは知ってる。
でもRIKAにとってその数は、数少ない私の必要なものの深さにきっと及ばない。

それはね、隣の人から見たら、つっこまずにはいられないものだとしても、私は私の言葉を大切にしようと想うよ。
私が見ている、それらは、他人の世界から最も遠くて、比べたり、比較することからも遠い程のもの。

帰国したAYAKOが心から毎日笑っていられますように。
あと大切な人を何人見送って、そして自分が帰国するのかなと想ったら、帰りのチューブの中で一言もしゃべることができなかったよ。


nico |MAILHomePage

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