Life
DiaryINDEXpastwill


2004年11月03日(水) 秋 秋 秋

今までは春が一番好きだったけど、今は秋。
今日朝、目が覚めたらあまりにいい天気で、お隣のハイドパークを歩く。

秋晴れ。
フラットメイトのmarga、noriaと3人で。

深い深い空から、黄色いっぱいの木々から、やわらかい風から。
今私たちを囲む、このロンドンの風景を体いっぱいで感じながら。

多分、みんな心のどっかに、一つのちっちゃい不安を持っているんだって知ってる。
例えばどんなに有名になって、名を上げても。
また私はそこへの魅力は感じないけど、でも絶対みんな同じ人だから、きっとこうやって、道ですれ違っている沢山の人、皆皆同じものを抱えている。

私にとってそれを忘れて笑っている瞬間は、大好きな人と一緒にいるとき。お菓子を作っているとき。

午後、「天気がいいから公園を歩かない?」なんて突然のメール。
夜遅く「日本食が食べたいから、行ってもいい?」なんてかかってくる電話。

「rikaとこの先簡単に合うのは難しいから、今ある時間一緒に過ごさない?」嬉しいけど、悲しい英語。

ここに留学して生きている人のほとんどは、環境を自分で作り上げてる。
例えば大学に合格して上京して、一から環境を作っている人や、日本でも、どこでも言える事だけど。
そこに沢山の友情や、感情が複雑に絡まって、大切な時間を、思い出を、作っている。

だけど、ある日、その小さい不安の横に、小さい自信が隣り合わせていることに、気づくと思う。
それって、絶対財産だと私は思うのです。

私たちはもっと自信を持っていいんだよねって思うんだ。
周りを、きょろきょろして、誰かのまねをしてうらやましがって比較するのではなくて、
もっともっと自分のことを見て、自分で自分に万歳ーー三唱(古いけど)ぐらいしたっていいんだよね?って思うんだ。

もうすぐ冬が来るこの、どこまでも深い深い空を見上げて。

自分の居場所をもっともっと知りたい。
私が好きと思う人たちともっともっと一緒にいたい。、


nico |MAILHomePage

My追加