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2004年11月08日(月) |
一日目 ニースで想う事。 |
こんなに綺麗な色があるんだなぁと、ニースの海で想ふ。 私の立っている地球にはそんな場所がたくさんあって、そこには人が住んでいて、風景があって、もちろん私の国にも、私達の色が存在。
インディアンの血が流れるroenは、 「いつでも自分の周りは自然が広がっているよ。でもそれは、すばらしくて美しい景色だけど、僕にとってそれらは、日常。」 といってた、それが彼の毎日の色。
家族ですんでいる私の家は、徒歩1分で海に出て、逆へ向かって進めば徒歩5分で山につく、小さな小さな村。 いつも私の周りは、潮風が吹いて、4月の山は桜色。
日本人の平均寿命から、私が後60年生きれたとして、その毎日、目の前に飛び込んでくる色。 絵の具じゃ出せないたくさんの色。 この目と、心と、私の体にしみこんで進めますように。
私の意見。
人は自分で思っているほど、強くないし、泣けると思う。 だから、私の傍のに居る大切な人が、独りで生きれるといって、周りの人をどんどん遠ざけたとしても、 私はその人の人生の色々な場面で、無理やりでもそばにいたいって思っている。
大切な人、なおさら。
一人旅をしていると思う。
私にとって、この時間は、かけがえのない自分のものだけど、帰る場所や迎えてくれる人、見ててくれる人があっての今。 だからこうやって、旅先で大切な人を想って、ハガキを送るのだ。
シーズンはずれのニースも、まだ少し暖かくて、人も優しくて、治安もいいなぁと想ったよ。 そして、世界でひとつだけの国立美術館。 たくさんのシャガールの絵に、囲まれたよ。
行きたい、行きたいと、何10年もずっと想っていた日本から遠く離れたこの美術館に来ることができたよ。 人は、心でずっと想っていたら、本当に来れるし、叶えられる生き物だと又確信。
シャガールの絵のブルーは、本当にコートダジュールの海の色だと想う。 このニース海の、それから町全体の、透明に近いのに、深く見える青い色に。
自分の目で、全てを見れていること。 それらが、地球の中の小さな場面だとしても、自分にとってそれはとても大きくて、本当に良かったことになるんね。
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