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はっきりさせるブーム、だそうだ。■2002年11月12日(火)
昨日は数学の指導だった。
「先生あのね、私、今、はっきりさせるブームなの。」
はあ?
「だから、はっきり言います、英語は嫌いです。」
にこにこ顔でピースする生徒。
言っとけ、言っとけ。
数学の問題の解き方を紹介しているとき、生徒は、分からない、とすねてしまった。
こたつ布団にもぐり、生徒は言った。
「ねえ、どっち?私の頭が悪いのか、先生の教え方が悪いのか。」
不快なことが起きると、決まって生徒は裏切りを受けた子どものような目つきをする。
意図してるそういう表情をしているのかは判らない、が彼女は事態を解決する責任を全面的に僕に押しつける。
僕は彼女に待ってくれと言い、彼女が行き詰まっていた箇所を探し、その問題について別の解説の方法がないか考えた。
結局、彼女の気を取り直させ、解き方を教えることで収まった。
この日、生徒の携帯には、同級生の○○君から何度もメールが。
そのたびに指導が中断するので(許容している僕も僕なのだけど)、生徒が「ごめんね、ってか、私が中断させといて分からないとかキレるのもヒドイよね?」と言い、機嫌を取り直すきっかけにもなった。
生徒曰く、○○君は好きでもなんでもないことが分かったから、別れる。そして、
「彼氏は一人でいいと思ってきた。」
と言った。
んじゃ、僕はどうなる?
「先生はー、家庭教師?実際、それ以上になんでもないでしょー?」
そうかい。
ふられた、ふられた、ははは。
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