どっちが大切なんだ■2003年02月01日(土)
今日は朝からずっと生徒の家で勉強だった。
「どうせなら外じゃなくて、わたしのうちで勉強しない?」
と昨日、生徒は言っていた。
僕が家の人に電話し、勉強の面倒をみさせてほしいと願い出ると、快諾された。
そうして、今日は一日、彼女の家で勉強だった。
昨日に続いて二日連続でぶっ通しの勉強をしているので、生徒も僕も脳みそがイカレ気味だ。
計算間違いを連発、しゃべろうとする言葉も上手くしゃべれない。
「なんぱらぽっぽっぽっぽ?」
ぽっぽっぽ?
「ひゃはは!何番の問題?って言おうとしたのに口が回らないー!」
昼に吉牛の弁当を買ってきて、昨晩のアヴリル・ラヴィーンのビデオを見た。
アヴリルいいねー、ダルそうだー。
生徒は「この子ほんと色白いね。かっこいい!」と感心しきりだった。
午後も勉強し、16時に切り上げた。
生徒は、生理が終わったはずなのに血が止まらない、おなかも変に痛いし、と口を尖らせた。
そして、また妊娠したかもしれない…とうつむいた。
僕は、よくは知らないけれど、ストレスで生理不順になるんじゃない?と聞いた。
「ううん、そんなことない。わたしってそんな神経の細い方じゃないもん。」
彼女は、避妊に失敗したことが気になる、それに彼にの性病が自分にもうつったかもしれない、とつぶやいた。
僕が、月曜に病院で診てもらおうよ、と言うと、彼女は首を横に振った。
「受験が終わってからにする。時間がもったいない。さ、やろう!」
僕は少し考えたが、結局、一言、そうか、でも、ひどくなったら、僕が病院へ連れて行く、とだけ言った。
今夜はこれから彼女の家へ戻る。