一日後記

2004年09月14日(火) 痴話喧嘩。

閉店1時間半前のこと。
たまたま社長夫人は外出中、連休近い週の平日なんて
特に暇なものだから在庫整理も兼ねて店の裏側にいた。

何やら隣の駐車場が騒がしい。
店の裏側と言っても元々玄関先だったところを即席の事務所に
してしまっているので、駐車場を隔てるのは青いビニールシート2枚。
お蔭で普段から否が応でも話し声やらエンジン音が聞こえてくる。

と。いきなりつんざくような女のコの声。

助けてー!殺されるー!!

あまりに唐突な叫び声に、思わず持っていた箱を落として
(見えもしないのに)駐車場の方を見て呆然としてしまった。
っつーか、何事よ。穏やかじゃないなぁ。

様子を見ようにもシートは紐で固定してあるし、店には私だけで
外に出ようにも出られない。
おまけに隣とはいえ、駐車場へはビル2つ分ぐるりと回らなきゃいけない。
どうしようかと受話器を持ちかけた時、更に声は続いた。

触んないでよ!こっち来ないでよ!

『いやだから落ち着けって!』

…ん?男の声?

だからこっち来ないでってば!!

『お前が潔白だってんなら見せてみろよ!』

もしかして単なる痴話喧嘩?
それにしてもこれだけ男女で声量の比率が顕著な喧嘩も珍しい。
完全に男性が押され気味だなと思いながら、こちらも作業再開。

その後女のコが『誰か警察呼んで!』と
喚いて男性が宥める声が遠ざかるのは分かった。
そこから歩いて3分もしないところに交番はあるのに、
全く逆の方向へ歩く程度のスピードで。


この場合、私は警察へ電話するべきだったのだろうか?


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Haruki [MAIL] [HOMEPAGE]