一日後記

2010年02月09日(火) ひと段落。

先週の土・日に祖父の通夜祭(お通夜)と葬場祭(告別式)。
移動の足がないと不便な場所ゆえ、今回も運転手役をかって出た。

その葬儀にて。


■神式での葬儀だったため、祭壇の前では“二礼二拍手一礼”をするのだが
 拍手はしのび手と言って音を立てない。
 一応それは祭壇の前のテーブルに3〜4枚書いて
 貼ってあったのだけれど、目線が上にある遺影に向いているからか
 大きい音で拍手をなさる方がいらした。
 面白いもので、一人が始まると続けて数名が大きく拍手を始め
 隣にいた従姉と笑いをかみ殺すのに必死。


■斎場で行ったお通夜の直会(なおらい:仏式だと通夜振舞い)も
 告別式での親族控室でお茶などのお手伝いは、全部祖父宅のご近所さん。
 何でも母方の実家がある辺りでは
 そういうご近所付き合いがまだ残っているという。
 ただ、後で聞いた話だとお手伝い料もそれなりに包んでいるし
 直会で残った手付かずの料理などは持ち帰れるし
 葬場祭の後の直会(仏式だと精進落とし)では
 お疲れさまの意味を込めてもてなしてもらえるし
 ・・・思わず『割のいいバイトだねぇ』と口走ってしまった。


■こういうことでもなければ親戚一同集まることなどないとはいえ
 顔は分かっているし会話も普通にするのに
 どこのどちら様で私とどういう繋がりなのかが分からない人が多い。
 しかも相手は私が誰だかを分かっているから、余計タチが悪く
 2日間ずっと適当に話を合わせていた。


■祭壇に飾られたお花に直会で用意して残った料理は
 お刺身などの生もの以外は全部お持ち帰り。
 初めて母方の実家に来た妹婿は驚いていたが、捨てるよりはいいと思う。


■五十日祭(仏式だと四十九日だろうか)は葬場祭にまとめて行い
 納骨は葬場祭が終わって直会の前に済ませた。
 花環代わりのポスターといい、合理的といえば合理的。


■香典返しのひとつに、赤い水引に赤い文字で“天寿”と書かれた箱。
 開けてみれば紅白のタオルセットが入っていて
 それには階下の義両親がひどく驚いていた。
 前にも書いたけれど90まで長生きすれば、お祭りなのだそうだ。


■2日母方の実家で過ごすと、言葉が微妙に訛ってくる。



神式なのになぜか新盆は行うらしいので、次に行くのは8月。
この一週間少し落ち着かなかったため、やっとひと心地ついた気がする。


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