兎に角日記
三日に一度は兎に角と書いてしまう。

2013年02月18日(月) ベルズ・アー・リンギング/アニー

今のブームは本でも手芸でもなく映画です。
先日何本か映画を借りてきたうち、旦那さんが絶対一緒に見てくれないミュージカル映画だけをピックアップして一人で見る。

突然人が歌いだすのがダメって言われたらもうダメだよね。


「ベルズ・アー・リンギング」1960/米

あらすじ
スーザンサフォン(今でいう、伝言サービス会社のようなもの)で電話交換手を務めるエラは、伝言だけでなく、相手の望む役柄になりきって電話対応をするのが日々の楽しみという女性。
子供の頼みでサンタクロースになったり、病院の受付嬢らしく、おしとやかに受話器を取ってみたり。
顧客の中でもエラが気にしているのは劇作家のジェフリー。相方と離れてから酒におぼれ一作も生み出せない。エラは彼を心配し、自宅まで押しかけることになる。

というような話。
ジェフリーに対して、エラは高齢の老女を演じていて、ジェフリーから電話で「ママ」と呼ばれる存在。
正体を明かせないまま、エラの手助けで立ち直ったジェフリーと恋に落ちるが、そこに、スーザンサフォンを売春の仲介者と勘違いしている警部と、賭屋の仲買に利用しているマフィアたちが絡んできて、ハラハラさせられます。

なんというか、主役のエラもほかの人も、わざとダメっぽいダンスと歌を披露していて、下町のアクセントなんかも入っていて、愛嬌のある映画でした。主人公が結構胴が太くて、なんかこう……どっしりしてる。
ダンスに時々タップが入ってくるのはこのころの映画だとよく見ますね。
有名なのは「ジャスト・イン・タイム」というムードのある、ヒロインとのダンスナンバーですが、私がいいなと思ったのは、「パーティは終わり」という曲ですね。
切なく歌っていますが、明るく歌えばまた違った解釈になりそうで、ほかの歌い手でも聞いてみたい気がします。



「アニー」 1982/米

あらすじ
孤児院で暮らすアニーは両親の迎えが来るのを夢見て毎日をたくましく生きている。そこに大富豪ウォーバック氏の秘書がやってきて、邸宅で一週間暮らしてほしいとアニーを連れて行く。実際はウォーバック氏のイメージUPのための戦略だったが、ウォーバック氏はアニーの明るい性質に惹かれ、彼女を養女として迎えようとする。


言わずと知れた毎年GWに青山劇場で公演される「ミュージカルアニー」の原型です。もとは、ベルズ・アー・リンギングと同じくブロードウェーミュージカル。

小さいころ本を読んで、親にねだって公演を見に行きました。すっごく楽しくて面白くて、こんなに楽しく迫力のある世界があるのか! と思った記憶があります。その時のウォーバック氏は上条恒彦さんでした。そして青山劇場は舞台のつくりがすごくて。

『大迫り全体の上には24基の小迫りが乗り、各々大迫り上3.35mの範囲で昇降でき、スライディング・ステージには廻り舞台が組み込まれています。また、吊り物装置は、最高速度毎分60mまで可変速運転でき、昇降距離・時間を設定して幾本ものバトンを同時に操作することができます。』(HPから引用)

要は、舞台の床の一部一部が、それぞれ上がったり下がったり周ったりしてハデだってことです。
これを使ったラストの「明日になれば」のシーンには感動します。


映画版はこれで3回目になりますか。
見るたび、ミュージカルを見に行ったことを思い出して、それで余計に楽しい作品です。

今年の春は見に行きたいと、毎年思いながらもいけないんですよね……。たまたまやってるアニーオーディションからの練習風景特集なんかを見ると、あ、行きたいって思うんですけど。

あれ、良く泣いてますよね。というか泣かされてますよね。
子役も大変だねぇ……。といつも思います。
ようつべでオーディションが見られます。

ではまた!






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