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2005年07月01日(金)
■ダニー・ザ・ドッグ 観に行ったことを忘れてました(爆)。わたしはリンチェイ好きでもアクション好きでもないので、ジェットリーが犬扱いされているのをひたすら楽しみに観に行きました。少林寺で犬を殺した報いでしょうか(わはは)。 リュック・ベッソン脚本ということで、彼の女性のアクションが好きなんですが、やっぱり男であのアクションをやるのはいろいろ無理があるような気がしました。とくに拳法(?)とか型のある人がやると違和感が生まれるかも(トイレで戦っているのはよかったですね)。唐突にいろんな人種が出てくるのは興味深かったです。唯一出てきた女の子は無駄に矯正器具をつけてたり。意味わからないけどそういうところが可愛いです。 でもダニー・ザ・ドッグとかいって、まんまジェット・リーを犬扱い。これはすごい。もう40過ぎらしいんですけど、彼の笑顔は今も昔もばかっぽくて可愛いですね。で、わーいばか映画ばか映画!と期待しすぎていたので(すみません、いろいろと…)、あんがい普通に観れてしまう感じで物足りなかったです。普通に観れてしまうとはいっても、「トランスポーター」ぐらいの駄作っぷりではあって、それなのにモーガン・フリーマンが愛に溢れていて、わたしは彼を初めて素敵だと思いました。なんかゆがんでるな。。(苦笑)いや、でも結論としては、この映画はこれで案外いいんじゃないかと思いました。けなしてもしょうがない作品ってありますよね。 ■「タンノイのエジンバラ」長嶋有 うーん、最近読書の仕方が変わってきたような気がします。以前は本当に暇つぶしの娯楽で、本を読んでなんだこれはとか思ったことがなかったような気がするのですが、最近はちょっと本気になってきたような。なんかこう、深い感動を求めている、みたいな(笑)。ハテナの弊害かしらん。。 さて、この本は4編入っていたので短編集ということになるのかな。長嶋さんの小説はいつかがっつり長編で読んでみたいと思うのですが、文芸誌中心で書いているから難しいのでしょうか。4編のうち、半分は面白くて半分はあんまりよくないと思いました。というか、手を抜きすぎ?。エジンバラとバルセロナを抜いて、猛スピードとサイドカーを足して本にしたら結構重たくなるのでは、とか勝手に夢想してみました。どうだろう。みんな似ているけど、気分はいいかも。 読んでいるときは「夜のあぐら」という話が気に入っていたのだけど、しばらくたってみると「三十歳」の印象の方が強くなりました。男女が出てくるから、ってわけじゃないけど、案外ちゃんとした恋愛小説なんじゃないかと思いました。長嶋さんの本て、関係があってもぜんぜん恋愛じゃないんだな。なので印象に残りました。これ長編で書けばいいのに。グランドピアノの下で眠るなんてすてきだ。と書くと語弊があるか。部屋が狭すぎて他にふとんを敷く場所がないと。絵的には結構壮絶ですよね。すてきすてき。 ![]() |