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更新履歴 キキ
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2005年07月06日(水)
■みなさん、さようなら はっきりいって、これは夢語りだと思う。監督のこんな風に生きてこんな風に死にたいなーという夢を描いた作品で、ほんと見ていると(死んじゃうんだけど)うらやましい。愛は尽くした分しか帰って来ないと思うので、彼の人生は十分満ち足りたものだったんだろうと思います。成功イコールしあわせではないのだし。 息子がぜんぶ問題をお金で解決しちゃうところとか、おいおいって思うのですが、お金で解決できるところは解決しちゃえばいいのかもしれない。お金だけじゃないのだけど、道徳観の大らかさが面白かったです。 ここに出てくる人たちはみんな知識人で、なんかなー、ああいう会話にやっぱり憧れのようなものはあるかも。別に大事なことを話しているわけではないのがいい。彼らと同じ世代の人が観たらもっと面白いだろうなと思う。あと、男の人たちの友情もよかったのだけど、女性たちはやっぱり情が深いなと思って、看護婦さんやヘロイン娘(笑)のまなざしがよかったなあと思います。 ちょうど今は若貴が揉めているので、二子山親方は親としては何か失敗したのかもしれないと思いました。で、映画の主人公の最後のセリフは、息子へのこれ以上ないくらいの愛情なんだなあと思いました。こればっかりはなかなか言えないかも。 ![]() |