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2005年07月08日(金)
■「チベット砂曼荼羅の世界」 ![]() (右の写真は宇宙の中心) 今回のこのイベントはダライ・ラマ法王の古希のお祝いとして、日本にチベットの僧を呼んで砂曼荼羅を制作するというもの。映画「リトル・ブッダ」で最後にさっとかき消すシーンがとにかく心に残っていて、ようやく観ることができて幸せです。思いのほかカラフルで、可愛いかったです。昔はエメラルドなどの宝石を削って使っていたそうですが、今はアクリル系の絵の具で砂に色をつけているそうです。 ![]() (砂を吹き飛ばさないように、布で口を覆っていました) 会場はいくつかに分かれていて、最初に130分の上映部屋。2003年に来日したときのイベント(国技館での講演会)と、伊勢神宮を訪問したときの様子が映っていました。次が曼荼羅制作の部屋。すごく小さいです。中心は全部完成していて、あとは外枠のみです。明日完成するそうです。出てくるとお店とバター茶のサービスがありました。売上はチベット独立のために寄付されるそうで、「煩悩を打ち砕くストラップ」とかあったのですが、煩悩すくないので縁結びの飾りを買ってきました。縁結びというのは日本人が売ろうと思って適当につけたんだと思う。実際には法輪をかたどった飾りです。バター茶は、たくさん飲めない感じ(笑)。バターをお湯で溶かすとああいう味なんだろうか。塩味が効いてました。案外後味はすっきりでした。 券は一日出入り自由なので、夜のトークセッションも聞いて来ました。お客さんはほとんどがコーディネーターの龍村仁さんの(ガイアシンフォニーの製作者らしいのですが、よくわかりません)ファンのようでした。で、今日のゲストは衆議院議員の牧野聖修さん。国会議員のトークを聞くなんて初めてです。ほんとうは明日のデザイナーさんの話を聞きたかったんですが、牧野さん、素晴らしかったです。 トークに入る前に僧侶が、声明(しょうみょう)という、(一瞬ホーミーかと思いましたが)不思議な音楽のようなものがありました。読経のようなものなのかな。よくわかりません。その後前半30分は龍村さんの、イベント開催までの道のりなどのお話で、最後は感極まって涙で終わりました。牧野さんの方は、ダライ・ラマとの出会いと政治家としての現在・未来の活動について語っていました。うまくまとめられないので書きませんが、龍村さんだけだけではなくて、わたしも感極まりました。チベットの問題だけではなくて、ひとつの問題はみんなの問題でもあって、すべては繋がっているのだなあと思いました。おさむさんの書いてくれたホワイトバトン(貧困問題)などもそう。 思えば、転生を信じる信じないという以前に、在るものとして扱っている人々がいるというのは不思議な感じがします。 場所は東京国際フォーラムの相田みつを美術館第2ホール。隅の方に手をかざすと、文字が浮き出る、という手水が設置してあったので、ついついかざしてみると、みつをさんのお言葉が手に! 心がチベットに飛んでいたので、腰が砕けそうになりました。 ![]() |