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2005年11月23日(水)
■どうして許してしまうの。 …という「イン・ハー・シューズ」を観てきました。これは姉のトニ・コレットのセリフ。姉ならばぜったい1度は呟いたことがあるはず! 初めの方で、妹が姉のクローゼットから服やら靴やら失敬していくのだけど(これもありがちよね、、)靴が壁面にずらりと並んでいるのは圧巻でびっくりした。このおねえさんは地味な感じの人で、ファッションに興味なさそうな感じなのですね。でもちゃんと理由が(ちょっと笑ってしまった)。 このバカで本当にダメな妹に振り回されてキーッとなっている姉にひたすら同情しました。(うちの妹は賢くてかわいくてちゃんとしてるけど)基本的に振り回されるタイプなので、なんだかわかりすぎる。。でも核心をついているのは、やっぱり許してしまうってことなんだと思う。もう理由なんてなくて、そういうものだというしかないのだけど、何をされても許してしまうんだな、これが。 妹役はキャメロン・ディアス。バカっぷりは筋金入りって感じですごかったです。シャーリー・マクレーンとの絡みではどきどきしてしまいました。このマクレーンのエラという祖母の役が人間的に素晴らしくて、この忍耐!ああ見習いたい(笑)。この妹にはわたしは同情はしないんだけど、でもこの映画みたいに誰かのために努力するっていうことを覚えて、がんばれたのは素直に嬉しかった。もう姉の気分です。さみしいとか自分はダメだからとか、そういうものを持ち出せば他人から確かに一瞬は手をさしのべてもらえるのだけど、本当の幸福がそういうところにはないことを、朗読を褒められたディアスの満面の笑みが証明しているようで清々しかったです。 姉の方も男を見る目がなかったり、自分に自信がなかったり、けっこうダメなのかもしれないけど、このくらいは許してもらいたいなー。はは。振り回され体質のひとにはオススメの映画です。 http://www.foxjapan.com/movies/inhershoes/ ![]() |