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2006年05月23日(火)


■クローサー(米)
ナタリー・ポートマンが観たくて借りてきました。彼女はこれでゴールデングローブ賞を受賞していますが、確かによかったです。ていうか、かわいすぎ…。「レオン」以降、わたしの中ではぜんぜんパッとしていなかったんですけど、今回のこの役はとてもいいです。役柄としてはストリッパーで、ちょっとすれた感じ(でも心は純粋みたいな)の、わりと作りやすいキャラクタだったと思うのですけど、それをもうアリスという女の子でしかない、という唯一無二の存在感に作り上げていて、立派になったなあと思いました。

ストリッパー役なんですけど、子供体型なので妙に愛らしくて、なんか子供が水遊びをしているみたいでした(笑)。他の3人もいい仕事をしていて、特にジュリア・ロバーツはもっと評価されていいんじゃないかと思いました。

作品の作りは舞台みたいだなあと思っていたら、やっぱり舞台が元になっているみたいです。時系列は時間通りなのだけど、何年後とかいきなり飛んだり、恋に落ちた次の場面で(いつのまにか結婚してた)別れ話をしているというような感じで、最初はかなり面食らいました。しばらくジュードとナタリーは二役だと思ってたし。

基本的には会話で成り立っている作品。で、男女の間の話しかないのが、ある意味潔くていい。いわゆる恋愛映画ともちょっと違うのかな。男ってバカだなあと苦笑いしっぱなし。でも後から考えてみると、いちばん大人のふりをしていたジュリア・ロバーツの役がいちばん痛かったかも。こういうひと、底が明るくて、結構好きですけど。