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2006年07月17日(月)


フランスのアニメをふたつ観ました。

■ケイナ
ファイナルファンタジーをイメージして借りてきたのですが、観終わったあとに調べてみるとやっぱりゲームとリンクした作品とのこと。絵とか世界観とかは文句ないのだけど、これ系の作品って、キャラクタ造詣がほんとに弱い。ゲームと違って自分でキャラクタを動かせないから、感情移入のハードルは高くなると思うのだけど、どこまでも(他人が遊んでいる)ゲームっぽい。

ひとつ関心したのは、芋虫にここまでスポットライトが当たっているとは!アクシスの住人は芋虫(1メートルぐらいある)を食べて生活しているのだけど、その芋虫というのが過去にアクシスに不時着した宇宙人らしい。なんかすごいんですけど。
http://namco-ch.net/kaena/index.php
映画版のサイトの方は休止状態みたい。

■ベルヴィル・ランデブー
こちらは打って変わってレトロな作風の作品。ジブリが配信しているみたいですね。ジブリが確かに好きそうだけど、ものすごくシュールで、それはジブリにはないもの。面白いです。実写でやったらかなり凄惨になりそうだ(笑)

誘拐された孫を追って、フランスからベルヴィル(たぶんアメリカでしょう)へ、愛犬ブルーノとおばあちゃんが冒険する話なんですけど、この犬が可愛いんだか不細工なんだか、紙一重。この孫がまた、子供の頃の姿と大人の姿のギャップにびびりました。とにかく10分に一回はうっわーと意表をつかれましたね。また絵がとても素敵。レトロでいかにも手書きという絵なのだけど、CGもうまく使っていて、とくに海のCGなど、ほんとに綺麗だった。大満足の作品でした。

物語の印象としては、「東京ゴッドファーザーズ」とよく似ていました。ありえないから!という怒涛の展開の真っ只中なのに、なんかしあわせ…みたいな(笑)