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2006年11月09日(木)


■山椒魚戦争
慢性的な疲れがぬけぬ。。ちょっとキレ気味で、こっそり仕事を握りつぶしたりしているんですけど、あとで怒られるかなあ。ていうか、すでにめちゃくちゃ怒られているんですけど、なんでだろう。

昨日から自宅のパソコンのネットが不通になったり、会社の方もなんか壊しかけたりしてますが、なにか出ているのかなあ。意地になって直してたらこんな時間に。。直ったのはよかったけど、ムリに直すこともなかった。

山椒魚戦争を読了し、あらためてへこむ。。人類は滅亡しました。。世界大戦を経験して、人間は人間によって滅亡するのだと思ったのは、確かにそうかもしれないけど、現在はゆるやかに首を絞め合っている状態で、これは作者には想定外だったのだろうな。もし、世界征服した山椒魚もまた滅亡するのだとしたら、それは山椒魚同士の殺し合いのためじゃなくて、共生関係にあった人間を滅亡させてしまったからだと思うのだけど、こういう対自然の感覚がこのひと（というより時代）にないのが興味深い。

現代との時代背景の違いをすごく感じるのだけど、そういう意味では、戦中に書かれ、戦争やナチスを真っ向から批判した作品であるのは明白なので、その勇気に敬服しました。