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2006年11月26日(日)


■ダリ回顧展
観てきました。外で並んでいたらかなり寒くて、お腹が痛くなってしまいました(笑)。中もすごく混んでいました。

ダリを生で見るのは初めて。アート番組では何度か観ていたので、奥さんの話とかも知っていたのですけど、いざ絵を見てみると、才能とか繊細さが正しく発揮されている感じがして、絵からは嫌な感じをまったく受けませんでした。

ダリ好きじゃないんだよねと、何人かには言われたのだけど、観たら面白いんじゃないかな。商業物と相性もいいし、期待にこたえちゃうぜみたいな、わりと職人肌っぽくてわかりやすかったです。ちなみにわたしが始めて買った香水はダリッシムでした。ま、確かに瓶の形とか箱の絵とか嫌いでしたけど(笑)。

■ウィンター・ソング
ミュージカル仕立てだとは露知らず。いきなり歌いだしたときにはびっくりしたけど、でも歌の場面が少ないのとか、それぞれの歌のスキルが不揃いだったりして、このバランスの悪さをものともしない感じはさすがアジア映画だなと思いました。あはは。

これも恋愛映画なのかあ。基本的にはやっぱり女のひとの気持ちは置き去りで、男どもが未練がましくウダウダしているだけの恋愛。でも金城武は相変わらずキラキラしていて、(日本語を喋っていない)彼を見ると楽しい気持ちになります。ラバーズのときもバカ殿ぽくてよかった(笑)。今日読んだ彼のコメントでは、「手放すことも愛」とありました(笑)。

恋愛そのものの描き方が韓国映画みたいには綺麗じゃなくて、ぐだぐだ感がある意味ではリアル。男の人が恋愛映画を取るとこういう感じになるのかなあ。

■バッド・エデュケーション
ユーリちゃんと男同士の愛がとか友情がとか話していたら、急に観たくなって借りてきました(笑)。綺麗なひとなのかなと思っていた男優さん(女装している方)が不思議な体の(顔もだけど)バランスをしていて、へんに魅入ってしまいました(笑)。

そのアンヘルというキャラが、キーパーソンなのだけど、いまいちどういうキャラなのかわからないまま終わってしまいました。ていうか、なんかやっぱり観ていると顔とかいろいろ可笑しくて、へんなツボに入ってしまった。。プールのシーンはいろんな意味で最高。で、もうひとりの主人公の役者さんは素敵でした。

やっぱりオススメするなら「トーク・トゥ・ハー」だけど、こちらの方がこの監督さんらしい気はする。語られないイグナシオの物語を想像すると切ない。

■パラレル・ニッポン 現代日本建築展1996-2006
上野の森に続き、写真美術館も初体験。思っていた以上に面白かったです。写真を中心に、その建物がどういう目的で建てられ、どのような特徴や機能を持っているのかが簡潔に説明されているシンプルな展示。

人口の約70%が都市生活者なんだそう。で、東京に奇抜な建物を建てても目立たないという解説も。日本みたいな国は、景観とかデザインの伝統とかを考えるのは難しそうだなと思いました。あとこれからは資源の問題もあるし。。

今回はこの10年間に日本人が建てた建築物の紹介。ずいぶんいっぱい。愛知万博の建物や、京都駅などもありました。他にも行ったことのある場所がちらほら。難しいことはわからないけど、いろんな考え方や建物があるなと思って面白かったです。