更新履歴 キキ [home]

2009年05月06日(水)


■LFJ
今年は諸事情により3日間、計6公演を鑑賞。さすがに疲れた…。せっかくなので記録を取っておくことにする。※わたしは素人で耳も悪いし、場所とか体調などの個人事情で、あまり参考にはなりません。


エウローパ・ガランテ
ファビオ・ビオンディ(バロック・バイオリン、指揮)

ヴィヴァルディ:シンフォニア ト長調 RV149(カンタータ「ミューズたちの合唱」序曲)
ヴィヴァルディ:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲 変ロ長調 RV547
ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集「ストラヴァガンツァ」作品4-4番 イ短調RV357
ヴィヴァルディ:オペラ「テルモドンテのヘラクレス」RV710よりシンフォニア
ヴィヴァルディ:セレナータ「セーヌ川の祝典」ハ長調 RV693よりシンフォニア


一曲終わるたびに隣で母がため息をつくので笑った。Cホールのなかではずっと売れ残っていたチケットだったけれど、なんとなく気の迷いでA席での鑑賞。ちょっと後悔してごめんなさい。ものすごいよかった。古楽は音が小さいとのことで、A席で正解。このヴィヴァルディはバッハ風でありながら、もう少し癖があって、情緒的であって聞きやすかった。バイオリンはいまいちかな〜と思ってしまったけど、チェロがすばらしく惚れました。機会があればまた聴きたいけど、来年はショパンだから来ないかな。。


【ルネ・マルタンのル・ク・ド・クール】
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
J.S.バッハ:2台のピアノのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060
J.S.バッハの作品にもとづく即興演奏
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲 第3番 ト長調 BWV1048
ヨハン・クリストフ・バッハ:独唱カンタータ「ああ、私の頭が水で満ちていたなら」
J.S.バッハ:独唱カンタータ「満ち足れる安らい、うれしき魂の悦びよ」BWV170
 
ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン)
オーヴェルニュ室内管弦楽団
アリ・ヴァン・ベーク(指揮)
ボリス・ベレゾフスキー(ピアノ)
ブリジット・エンゲラー(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)
小曽根真(ピアノ)
中川英二郎(トロンボーン)
ストラディヴァリア
ダニエル・キュイエ(バロック・ヴァイオリン、指揮)
カルロス・メナ(カウンターテナー)
リチェルカール・コンソート
フィリップ・ピエルロ(指揮)


取り間違えたチケット。本当はヘンデルのメサイアだったそうで。ごちゃまぜのよくわからない演目に変更。こんなちょっとずつ聴いてもな…と思いつつ、ネマニャ・ラドゥロヴィチはちょっとすごかった。な、なんだこの気持ちよさは…!という感じ。ベレゾフスキーのピアノは(好きなんだけど)今年は聴かないつもりだったのに。小曽根&中川さん、これはすごかった。これを聴けただけで間違ってよかったと思った。のだめがピアノでオケを再現するシーンが何回かあるのだけど、ようやく意味がわかった。ピアノを聴いているのに、オケを聴いているようだった。


タチアナ・ヴァシリエヴァ
無伴奏チェロ組曲第1番、6番


今回もっとも注目されていたアーティストのひとり…ではあったのだけど、うーん、やさしい揺りかごのような演奏で、まったりしすぎて眠くなってしまった。音の響きが悪い会場だったし、照明が暗すぎたせいもあるかも。


シュ・シャオメイ
平均律クラヴィーア


ヴァシリエヴァと同じ会場だったけど、ピアノなので響きの弱さはあまり気にならず。うーんこの人はすごくよかった。優しく包み込まれるような不思議な感覚。淡々としていて、静かな小川の流れに耳を傾けているような気分。きっと来年も来ることでしょう。


ファニー・クラマジラン(ヴァイオリン)
ドミトリ・マフチン(ヴァイオリン)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ジャン=ジャック・カントロフ(指揮)

J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 イ短調 BWV1041
J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲 第2番 ホ長調 BWV1042
J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV1043


対話か対立か、2人のソリストが縦横無尽に演奏。とうたい文句が。大人の物静かな男性と、可愛らしい若い女の子の組み合わせなので、ほのぼのしてたけど…。2人のバイオリニストの違いが際立っていて面白かった。マフチンは端正で艶やっぽい。結構好きだな。今回目当てのクラマジランはいかにもソリスト、といった感じ。力強く大胆で、若々しい。曲自体はメリハリがないので、一緒にいった子は寝てた。

★マタイ受難曲

シャルロット・ミュラー=ペリエ(ソプラノ)
ヴァレリー・ボナール(アルト)
ダニエル・ヨハンセン(テノール)
ファブリス・エヨーズ(バリトン)
クリスティアン・イムラー(バリトン)
ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
ミシェル・コルボ(指揮)

し、しぬかとおもった…。4時間ぐらいの演奏で身体中が痛くなり、しかも隣の男性が生理的にムリ、で結構な苦行となった。ずっとひとりで喋ってて気持ち悪かった。演奏はすごくよくて、コルボに惚れた。ああ席がほんとにもったいなかった。来年からは回を減らして、いい席で聴こうと思った。ほんとにこれは心残り。