ひびき(日々記)
「夢を叶えて 夢になりたい」

2002年02月06日(水) あの印

勝手口には紺色の木箱があった

毎日ビンの牛乳が置かれていた

ビン牛乳のおいしさに
いつまでたっても紙パックは及ばない

たまに「オマケ」にローリーがついてくる
兄弟でオマケを取り合ったものだ

チーズといえば円形の入れ物に銀紙包み
「一個だけやで!」と毎度言われた
母の声を今でも思い出せる

バターといえば黄色い箱
ホットケーキにはこれがなくちゃ
始まらなかったな

生活に入り込んだ乳製品の
その殆どにあの印があった

心無い一部の人たちが
だいなしにしてしまった

あの印

この時勢に不謹慎だろうか

なぜか
「つぶれて欲しくない」と思うんだ

あの印には大切な思い出があるんだ

だから
いつまでもひっかかっているんだ


 <過去  INDEX  未来 >


フジタスミト [HOMEPAGE]

My追加