2008年12月19日(金) |
咥えよ、さすれば鍛わらん |
※これはあくまでレギュラーチューニングのお話デス
ギターの世界は便利になって 誰もが機械でチューニングするようになりました
最近はコンパクトになりましたね〜 ギターのヘッドにちょこんと付けられるタイプや ギター本体にチューナーが付いてるのも増えました
以前にも言いましたけれど ボクは厳密に合わさねばならない場合↓
・レコーディング ・ライブ
それ以外では弦を張り替えるときも含め チューニングに機械は使いません
【耳】でほぼ合います
人間チューナーでござる(笑)
別に自慢出来ることじゃなく 出来る人にはフツーのことデス(笑)
でも・・・出来ない人も意外とたくさんおられます
これが出来るのは たぶんギターを持ち始めたころに
ずっと咥えていたからです
何を?(笑)
それは【音叉】デス♪
初めてギターを手にしたとき チューナーまでお金が回らなかったので かなりの期間を音叉で合わせてました
どっかで「ち〜ん♪」と叩いては 口に咥えて捜す揺れない5弦440hz
頭蓋骨に響くA(ラ)
『正確なチューニングが音楽の始まりや!』
ボクの師匠が最初に叩きこんだことを守って
来る日も来る日も毎日「ち〜ん♪」
奇しくもこれで かなり鍛えられたんじゃないかと思うのデス
この徹底的に身体にインプットされたA(ラ)の音は チューニング以外でもいろんな意味で役立っています
この音を基音に 「ラシドレミファソ〜♪」と数えて 巷で鳴る音楽のキーを判別するようになり 新しいフレーズが浮かんだときも 書き留めなくてもアタマでコード譜が書けます
また今では 絶対音感とまではいかないですが コップをちん♪とはじいた音も 「このコップはFのちょい高いくらい〜♪」 ってな具合に音程が分かります
たまに チューナーに頼って弦を張ってて 巻き過ぎでブチ切るビギナーがおられます
また チューナーで合わせたあとに 実音で確かめないままに演ってしまう人も・・・
ギターというヤツも絶対無二なもんで 一本としておんなじギターはなく 弾き手が触ることで更にクセや個性が付いてきます
その経過のなかで 「チューナーでは合わせきれない音程のクセ」もついたりします
バッキングギターとしてのギターは【和音楽器】です
一弦一弦をきっちりチューナーで合わせても 和音を弾いたら合うてへんというのはままあります
チューナーに頼りきったら・・・必ず恥かきマス(笑)
ライブやレコーディングなど チューナーに頼らざるをえない環境は別として
そうでないなら【音叉】を使ってみてはどうでしょう?
最後は結局「自分の耳」です
ボクみたいな音痴でも これぐらいのことは出来るようになるんデスから(笑)
頭蓋骨を通じて脳みそに響くってのがミソです
【音叉】は楽器屋さんで\1000前後で買えます
チューナーのメーターはあくまで「サポート」デス
音感は 鍛えておいて損しませんぞ♪
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